シエンタで出かけて、出先でエンジンがかからないとツマーから連絡があった。
スタートボタンを押してもビビビビと異音がするばかりでエンジンがかからないとのこと
とりあえず思い当たる対処法を試すように指示する。
1、ギアがPに入っているかチェック
2、キーをスタートボタンに接触させてボタンを押す
(スマートキーの電池切れならこれで動くことがある)
でも全然始動しないとのこと。
バッテリーがあがったのか?
しかたがない、直結のコードをアルファードに積載して現地へ。
バッテリーを直結させてエンジンをかけてみると、かかった。
バッテリー切れだったのかあ。
そのままエンジンを切らずに帰宅したので、ある程度充電されているのだが、
さらにバッテリー充電を行った。
なんでバッテリーがあがったのだろう?電装品をつけっぱなしにしていたわけでもないし、
新車購入から3年しかたっていないからバッテリー劣化もそれほどではないはずなのに?
疑問に思いながら、充電後、通常運用をしてもらっていたが、
ある日、家族で出かけようとしたらまたバッテリーが上がっていた。
これはおかしい!
ちょうど家だったので、調査をする。
まずバッテリーの電圧チェック

なんと10.19Vしかない。
これじゃあかかりませんわな。
バッテリー上がりが原因ということがわかるが、なぜ上がるのか?
充電器で充電を行い、

電圧は12.63Vになった。
これでエンジンがかけれる。
エンジンがかかった状態では

測ってみると14.6Vある。
ということで、車のオルタネータの発電はありバッテリーに充電を行う能力に問題はなさそう。
ならば、漏電があるのだろうか?
ということでリーク電流(暗電流)を測定してみる。
まず、テスターのプラスを バッテリーのマイナスコードにクリップでとめておき、
マイナスコードのナットを外して、
テスターのマイナスをバッテリーのマイナス端子に接触させつつ
コードを端子を外していく。
外れた瞬間

電流計は250mAを振り切った。
測定不能な電流が流れている。漏電か!
漏電の個所を調べるべく、各ヒューズを外しての暗電流を測定していくが、
どのヒューズを外しても暗電流が降り切れておさまらない。
結局、トヨタに持っていくことにした。
トヨタで見てもらったら、暗電流は50mAで正常とのこと。
なんで?
一緒に見させてもらったが、確かに50mAになっている。
昨日は250mAを振り切っていたのに!
原因は、スマートキーを車の近くに置いたまま測定したからだった。
キーが近くにあると、キーとの通信のために電流が流れるらしく、
たしかにキーを離したところにおいて自分で測定してみたら50mAで正常だった。
ということで、
オルタネータ正常・リーク電流なし。
原因はバッテリー劣化でした

それなら話が早い。
バッテリーを購入する。
シエンタのバッテリーはS95というタイプなので、caosバッテリーだと
N-S115 A3というものになるらしい。
amazonで19800円もした。
交換して終了。
だいぶ時間と労力をかけてしまったが、最終的にはバッテリー代だけで直ってよかった。
さて、
今回、バッテリー劣化じゃなくほかに原因があるはずだ!と思ったのは、
いままで自分が所有してきた車で3年でバッテリーがダメになったことがなかったからだ。
何台も車を乗ってきたが、自分の乗り方だと6-7年は使えていた。
なので最後までバッテリー劣化だけのはずはないと
他の異常がないことを疑問に思っていたのだが、
あることに気が付いた。
それは
「アイドリングストップ車」であること。
信号待ちでアイドリングを止めて、発進の際にセルを回す。
こんなことを一回の走行で何度もしていたらバッテリーにいいわけないよね。
調べてみると、
ネット情報だが、アイドリングストップ車はバッテリーが劣化しやすいとのこと。
しかも、バッテリーもアイドリングストップ車用は割高になっている
(アルファードバッテリー12500円。 シエンタバッテリー19800円!!!!)
ううむ。
アイドリングストップってなんのためにあるんだろう。
たかだか少し燃費が良くなるという効果のために、
バッテリーの寿命が半分になるって、
経済的に有利なのだろうか?環境負荷に良い効果があるのだろうか?
車のパーツを消耗させて燃費を向上させても、それってエコなの?
CO2を少々へらしても産業廃棄物が増えたら意味ないんじゃない?
自己満足のエコではないのか?
調べるとアイドリングストップキャンセルをメモリーする機械まで市販されているみたいだし、
本当、不思議なエコの世界。