あるひ、ソレックスを乗ろうと思って出している最中に、ブレーキを握ったらスカッとブレーキが抜けた。
何だろうと思って調べてみたら、ワイヤーアウターが破損してワイヤーアウターがハンドルケース内部に引き込まれてしまっていた。
ワイヤーアウターエンドキャップ。
純正のモノが割れていたので、
安い中国製のモノを100個買って全部新しいものに交換していたのだが、
これがヘボすぎて、力がかかるたびに徐々に破損していたようだ。
ブレーキワイヤーの引き込みは動揺して写真に撮れていないが、
完全にぶっ壊れてしまっているのでもちろんブレーキはかからないし、
ワイヤーアウターも破損していて補修することもできない。
旅の最中に起こらなくてよかった。
こんな不安なワイヤーアウターキャップなんて使ってられないので、
ワイヤー交換のついでにキャップも全部新しくすることにした。
もちろん大量にストックしていた中国製キャップは全部捨てた。
ソレックスのブレーキは自転車用がそのまま使える。
自転車のワイヤーはタイコ部に種類があって、
マウンテンバイク用とロードバイク用の二種類がある。
ソレックスのブレーキは前後ともロードバイク用のタイコだ。
こんなキノコの山な形のやつ。
そしてワイヤーの太さは1.6mm。
(デコンプワイヤーとキャブワイヤーはタイコの形状が違うよ。)
ワイヤーのタイコはこんな風にブレーキレバー内の金具にひっかけていくのだが、
金具をはめてからワイヤーを引っ張って金具に挿入する。
これでオケ。
ワイヤーを
赤丸のイモネジを緩めておいてブレーキボックス内に通していく。この金具は、
黄色矢印の方向に動かして緑丸のブレーキスイッチを押した状態にして
イモネジを締めこむのだが、
それはワイヤーを完全に装着できてから、一番最後に調整した方がよいようだ。
しっかりしたシマノのエンドキャップを装着したアウターを装着する。
これで破損することはないだろう。信頼の日本製!
S3800のフロントブレーキワイヤーは純正状態では短くてワイヤーの取り回しがきついように思えたのではちまるは長めにした。
赤矢印のようにアウターをひっかけるところと、
黄色矢印のワイヤーを巻き巻きするところに通す。
で、
まあ、これが完成予想図だ。
さて、巻き巻きする前に、
ブレーキシューも交換しておこうと思う。
10mmのナットを外すと簡単に外れるブレーキシュー
はちまるは金属込みのパーツを買っているので、それに交換する。
赤丸の10mmナットで固定するのだが、
ここは赤矢印のように上下に調整が可能なので、フロントホイールのリムに合わせておきたい。
タイヤゴム部分に合わせると摩擦でブブブブ異音がするよ。
ブレーキの利きがよくなったぞ。
ワイヤーアウターキャップは小さな部品だが、結構重要なパーツだと思い知った。
安モンでいいやと中国製のペロペロのモノを使っていたら容易に破損してアウターが引き込まれてしまった。
たまたま押し歩きの時に起こったからよいようなものの、もし走行中にブレーキングで起こっていたら危なかった。
この機会にキャブワイヤーもデコンプワイヤーもアウターキャップをシマノのモノに交換しておいた。
余談
前後ブレーキはロードバイク用のタイコでよいが、
キャブワイヤーとデコンプワイヤーは円柱タイコなのだ。
で、これはマウンテンバイク用のタイコと同じものかな?と思って
ロードバイク用とマウンテンバイク用の二種類のタイコが両端についているワイヤーを買ってみた。
もう一個のSって書いてある方、丸い円柱の方がマウンテンバイク用だが、
残念ながらキャブワイヤーとデコンプワイヤーの円柱タイコとはサイズが違っていた。
もう少し小さくないと合わないと思う。
まあ、サンダーで形成すれば使えると思うが、めんどうくさいな。