ZOOK 高砂旅 サイクルコンピューター導入

日曜日、時間が空いたのでZOOKで旅に出ることにした。
それほど遠くまで行ける時間が無いので、近所の高砂市へ行く。
国道250号線を東へ進む。
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急ぐ旅ではないので、コンビニで軽く食事&カフェをする。
ミルクティーとカレーパンを楽しんで、さあ出発しようかと思ったらズークの鍵がない。
あ、レジの台においてきてしまったか。
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急ぎ戻って、レジで預かってくれていた鍵を回収する。
キーホルダー見られたな。どう思っただろう(笑)
少し北上して生石神社へ行く。
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以前にぬりかべ君と来た思い出の地だ。
https://hachimaru93.blog.fc2.com/blog-entry-3320.html
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生石(おうしこ)神社と読むとはわからなかったな。
そして多分すぐに忘れて、いくいし神社とか読んでしまうのだろう。
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祀られている2柱の神々も、
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難解な読み方だこと。

ここには有名な、ご神体の巨石があり、石の宝殿と呼ばれる。
巨石周辺は拝観料がかかるので入らず。
今回は料金のいらない史料館の方を見に行く。前来たときはなかったように思うが、閉まっていたのかな。初めて入った。
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巨石の写真がある。
この不思議な削り出し巨石は、一体誰が、何のために掘ったのか全く不明というミステリー建造物。歴史上、いろんな人がココを訪れて巨石を見ているが、
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シーボルトさんのスケッチは非常に詳細でわかりやすい。
当時から巨石頂上が森化していたんだねえ。
最古の記録は西暦700年代の播磨国風土記だ。なので作った人は700年代以前の人。

古代に思いを馳せつつ観覧していると、高砂市の観光案内地図を見つける。
まだ時間があるから、これをもとに高砂市を観光することにした。
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まずは旧給水塔。
大正時代の浄水場の給水塔が残されている。
さらに南下していくと。
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旧国鉄高砂線の転轍機。
公園と遊歩道になっていた。
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そして梅ヶ枝湯。
創業80年らしい。ということは1943年 太平洋戦争中の建物。
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各所 ぼろぼろ。
そして増築の上に増築されたり、テキトーな補修跡があったり。
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地震が来たら1番に倒壊するだろうな
火事になったら一番速く燃え尽きるだろうなあ。
などと思いつつ外観を楽しむ。
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なんと現在でも営業中らしい。
時間があったら入ってもよかったのだが、開店まで待っていると帰りが遅くなるのでやめた。
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古い鉄道の車輪。
そしてすぐ近くに
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これまた古い商店街。
日曜日だというのにだーれもいない。シャッター閉まった店舗が並んでいる。
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高砂市がなにやらクイズラリーのようなイベントをしているようで、
梅ヶ枝湯からこの商店街にかけて、紙を見ながら景色を調べ書き込みながらあちらこちらへフラフラ歩く人たちが数人。その人たちに紛れてzookを押しながら商店街を散策して、写真を撮影していく。
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古い、静か、落ち着く。
哀愁感じて、なんか寂しい。
商店街を抜けたら、次は
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申義堂。
江戸時代の学問所らしい。
古い町並みがそこかしこに残るので飽きない。
情報量が多い町なので、キョロキョロいそがしく周りを見つつ歩いていると
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いつのまにか また梅ヶ枝湯まで来ていた。
煙突から煙が出始めている。16時の開店に準備が始まった様子だ。
自分はもう帰らないと行けないので帰路へ。
帰りに家族にタコ焼きを買ってくるように言われているので、
以前から気になっていた
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ポテさん じゃない ぽて屋さんへ行ってみる。
2組ほどお客さんがいた。
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家族の分を含めて4パック買って帰る。
非常においしかった。
高砂の旅はノスタルジー感じるのんびり旅。
よい時間を過ごせたぞ。

さて、今回調子よく走ってくれたズークだが、距離計がないのが痛い。
長距離を走っているとみるみるガソリンがなくなっていき、2Lしかないタンクなのですぐに燃料計が下限に到達して給油に焦る。
せめて距離計があれば、後何キロ走れるとか予想つけて給油スケジュールが立てやすいし、しっかりとした燃費計算もできるはず。そこで、サイクルコンピューターをつけることにする。
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あ、
いきなり挫折。
サイクルコンピューターのホイール側センサはスポークに装着しなくてはならないのだが、
こいつスポークホイールじゃねえ!(はよ気付け!)
どうしようかと悩んだが、
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整備小屋の金属ゴミに、我が家でたくさん魚を焼いてきた網が汚れすぎてお役御免となり捨てられていた。こいつの鋼線、つかえそうでない?
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そこで、チェーンカッターで切り出してホイールに溶接で装着!
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ここにセンサーを取り付けたところ、
うまく感知できた。
ddd.jpgサイクルコンピューターの配線が短くて取り回しに苦労したが、装着完了。
これで
ODOメーター トリップメーター
という走行距離が出るようになり、燃料補給の目安になるだけではなく、
Vベルトなど各種消耗品の交換時期も見当がつくようになった。
気温 時間などもわかる。
装備も充実してきて、もうそろそろ作戦に投入できそうだな。





ズーク 旅艤装と淡路島パンク旅

しっかり走るようになったズーク。
調子に乗って走っていると、いつしかメーターが動かなくなっていた。
調べてみるとメーターワイヤーが内部でぶち切れていた。
長期間、こんなに速く回ることがなかったんだろうなあ。
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純正部品ではもうパーツが出ないので、オークションで中古部品を探したら2000円+送料くらいかかる。まじか。
中古品はどれも古いだろうし、高額払ってもまた切れられたらかなわん。
同時代のホンダ原付だったら合うんじゃないか?とモノタロウを探すと、
Dio用のメーターワイヤーが新品で700円台で買えるようだ。画像を見ると上下の装着部位の形状は同じようだし…長さが合うなら着くんじゃないか?
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と、買ってみたら微妙に短い!!
失敗したーー。
ただしスピードメーターワイヤーには延長ジョイントってのもあるので、最悪それで延長すれば…
と思ったが、なんと延長ケーブルだけで1000円以上する。
安く済ませようと思ったのに、失敗した。
さらに金をかけるのが悔しいのでワイヤーの配線をなるべく最短距離になるようにし、ぐいぐい引っ張ってなんとか取り付けた。
曲がりがきつくなってしまった部位があるのでワイヤーとしての寿命は短くなりそう…
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しかし しっかりメーターは回るし異音もしない。
直ったぞ。
もし切れたら、次回は少し長いやつを探してみよう。
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これで走行には何の問題もない程度に整備が完了した。
しかし今後、長距離旅に使用するなら艤装が必要。
とくに荷物積載が絶望的なのだ。
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リアキャリアを作成するのも考えたのだが、
キャリアを装着する部位が圧倒的に狭くて不利で、しかもテールライト周辺の視認性を悪くしそうだったので、フロントかごを導入することにした。
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近所の買い物に使用。
ハンドルステムの棒一本に固定してあるので、左右にふらふらと動く。
こんなの金属疲労を起こして取れちゃうなあ。
しかも段差の衝撃で荷物が飛び出る。
改良しよう。
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ということで、
左右に針金を通してハンドルに固定、これで左右への動揺は軽減した。
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そしてホームセンターで売っている自転車かごを覆うカバーを買った。
これで荷物は飛び出ないぞ。

試運転のために淡路島へ旅に行くことにした。
昼から空いた時間で行くので帰りは遅くなりそう…
明石まで37kmの距離を走る。予想外に燃料の減りが早く35km/L程の燃費しかない。
まあ2STだしな。
1330のジェノバラインに乗れた。
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岩屋について、さあ走り出そうとしたらリアがフラつく。
あれっ?
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リアタイヤの空気が全抜けしていた。
パンクか!?
修理スペースを確保してパンク修理しようかとタイヤを全周チェックするがなにも刺さっていない。
試しに空気を入れてみると、空気は抜けずタイヤは堅い。
むむむ
パンクではなくムシの不具合か?と考えて、ムシを締め付けて走り出すことにした。

淡路島東海岸を南下する。
海岸沿いの道はそれは快適で、高回転で回りきっているエンジンとともに気持ちよく走る。
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東浦バスターミナルに到着した。
ここで調べてみると、やはりリアタイヤの空気が抜けていた。
パンクは確定だな。

ここならトイレもあるし、落ち着いて修理できる。
幸いにも荷物積載をしっかりできるようにしたことで整備道具は通常作戦の装備をすべて持ってきている。修理できるだろう。
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ズーク、スクーターのくせにチューブタイヤという困った奴。
ただ、ホイールが片持ちなので、ホイールを外さなくてもタイヤをめくるだけでチューブが取り出せるのはよいところ。
問題なくチューブを出せた。

タイヤ内面を調べるが刺さっているモノはない。
なんでパンクしたのか?
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調べてみると、以前にだれかが修理したパッチの脇から空気が漏れていた。
あーややこしい。パッチ剥がさなくては…
メリメリとゴムを剥いでいき、紙やすりで均す。
こういうとき、腕に覚えのあるおっさんが、「なんやパンクか~ワシが見たろうか?」と寄ってきたりするのが非常にウザい。ご厚意には感謝するが、自分でできるし邪魔されずゆっくりしたいのだ。
(ただし、ワイ自身、パンク修理している人見たらそういうおっさんになってしまう可能性は高いが…。)
それを避けるために人の来ないような店の裏手で作業をしていたのだが、
めざとい人が声をかけてきた。
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あちゃー。来たか。
と思ったら、その店はなんと自転車屋さんであり、
声かけてくれたのは店員、つまり自転車修理のプロの兄さんだ。
経緯を説明し、道具もそろってますから自分で直せますので大丈夫です~
と返事をしたら、
「ビート出にくかったらコンプレッサー貸しますんで言うてくださいね~」と暖かいご提案。
この方が修理したら料金発生しちゃいますね。
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パッチ張りも一回で成功。
修理完了!
だが、もう時間的に淡路島一周なんてできない状況。
家族から、帰りに回転寿司を買ってくるように依頼があり、その時間を考慮すると適当に近所を走って帰るのが無難だ。とすこし南下。
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どこで引き返えそうかと迷っていたら、
ライダーカフェあわじ。に来た。ここで引き返そうかな。
ずいぶん以前、営業されていたように思うのだが、
誰かお客がいると部外者が入っていくのが気が引けて、
誰もお客がいないといろいろ話しかけられるんじゃないかと不安で、
結局一度も行けないまま(気が小さい!)いつのまにか閉店されていた店だ。
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この絵がかわいくて良い。
いつか撤去されるのだろうが、さみしいものだ。
もし再営業されるようなら、勇気を振り絞って入店したいが…それはないのかな?
(ライダーズカフェってなんか敷居高くないですか?そう感じるのはワイだけ?)
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北上してニジゲンノモリまで山登りテスト。
結構な坂をしっかり上って行けた。
ディブラッシR7ST ディブラッシR7Eのいずれよりも高性能である。
通常作戦には問題なく投入できそうだ。

フェリーで明石まで、そして帰る。
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帰りも35km/L程度の燃費。
タンクは2Lしかないので、予備燃料積載もしないといけないな。
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そして回転寿司「力丸」で家族のエサを引き取る。
フロントかごのカバーは、チャックを開けたら上に広がって拡張されるので、
さらに荷物が積めるのだ。
便利便利。

結局淡路島までパンク修理しに行ったような旅になったが、
ズークでの長距離作戦の知見が集まってきた。
あとはリアタイヤの交換(ツルツルなのだ)と走行距離計の増設(サイクルコンピュータ導入)くらいすれば月例作戦に投入できそうだな。


ホンダ・ズークをもらったよ02

原因がわからず悶々とする日々。
このまま改善できなかったらチョイサンタ師に返すしかないな(笑&恥)
と思いつつ、
メールでしましま先生に相談。
これまでの経緯を詳しく記載して、何か思い当たること・対策はないか聞いてみた。
すると、
ガソリンが古くなっていないか、不良燃料?
点火電装系のチェック、プラグを新しくしてみる。などなどアドバイスを得、
どうしてもだめだったら見てみましょうと言ってくれた。
DSC_0913.jpg
先生が後ろに控えてくれていることで非常に心づよいね。
またやる気がでたぞ。さあ、また1から検証していこう。
と、必要ない装備をどんどん外していき、
タンクも外部プラスチックタンクにしてガソリンも新品にした。

しかし、やはりエンジンは高回転まで回らない。
ううむ。
なやみつつもこの状態でいろいろ試していると、
キャブレターの吸入口を手で少しふさぎ、手動チョーク(窒息)状態にすると、
グオーーーーーーーー!
すこし乱れはするけれども、高回転まで回った!!
突破口が見えたぞ。
やはり原因は混合気だったようだ。

メインジェットは新品、キャブレターの交換までしたのにダメだったものが、なぜ。
これはオートチョークの異常か?と調べてみたが、
オートチョークに電圧は来ているし、密閉や二次エアも問題がない。
ならば
DSC_0915_20231022100707129.jpg
お前の方か???
ひっくり返してガソリンを排出してみると
DSC_0914_20231022100707b60.jpg
ワオ、錆カスだらけ。
これが原因かあ。

タンク内部に錆があり、それが脱落、燃料に錆カスが入っていた。
それがタンクのフィルターで濾されて細かいカスだけしか出てきていなかったので、キャブレター内部のガソリンにはそれほどカスが目立たずわからなかった。
しかもタンクキャップ直下のタンク内壁は全く錆がなくきれいであり、
まさか奥のガソリン排出口周囲だけサビサビであることに気づけなかったのだ。

そうなると
DSC_0918.jpg
サンポールタンクさび取り協会 会長の出番。
何度も使い続けた伝統のタレ(サンポール)を投入。
シュワシュワと化学反応が起こる!
そうだ
その調子だ!
錆びた壁を溶かしまくれ! と一晩おいたところ。
DSC_0989_202310221007096fd.jpg
チャーー!!
穴が開いた(笑)やりすぎ!だが それがいい!
それだけ錆がひどかったということ。
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ピンホールの穴だ。
ボロボロと崩れるような壁ではないので、溶接で塞げそう。
DSC_0993_20231022100712f1f.jpg
ズバババッと溶接補修。
ここだけじゃなく、他の部位にも穴が開いてはいけないので
DSC_0994_2023102210071379c.jpg
タンクシール剤(POR15 タンクシール)を外部に塗る。
(本来、これはタンク内部をシールするための液剤なのだが、
はちまるは今後また錆びたときに再度内部サンポール洗浄ができるように、
シール剤は外部塗装する方針なのだ)
1,さんざん水で内部洗浄して錆カスが全くでないように洗いまくる。
2,乾燥させた後すぐにアクアスパーク(水溶かし剤、市場に出回る偽物水抜き剤とは違う、本気の水→ガソリン溶かしこみ剤)とガソリンを入れる
3,何度もポンプでガソリンを抜いて、カスを濾す。
よし、これであとは組むだけだ~!!

しかしこの後、駄々をこねるようにうまくいかずに寄り道しまくり。
DSC_0996.jpg
フロントのカプラー、
ヘッドライトのカプラーとウインカーリレーのカプラーが同じ形状で、
逆につけてしまい、
テールライトが点滅し始めて、なにごと!!?と混乱。
配線図を手に入れて一個一個チェックしていくが超面倒。原因がわかったとき膝から崩れたぜ。
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次はリアの電装系、
黄色丸のカプラーから少し金属が露出しており、
それが赤丸のテールライト取付ボルトに接触して電圧リークしたため、
ブレーキをかけると全電装がブラックアウトする!なにごと!?と混乱。
配線図をみて一個一個チェックしていくが超面倒。原因がわかったとき膝から崩れたぜパート2。
DSC_0998_202310221007190fd.jpg
そしてやっと完成。
走ってみるとぐいーーんと加速して、メーターの針がグイグイ上がる。
メーター読みで48km/hまで出た。GPS測定では44km/h、下りでは50km/hを超えた。
しっかりエンジンが回ってますな(^^)
ズークの能力って純正ではこれで最高性能だろうな。
作戦参加できる程度の能力はありそうだ。

今後はこまごまとしたところを整備して、長距離作戦に投入したいと思う。
譲渡いただきましたチィサンタ師、相談に乗ってくれたしましま先生ありがとうございました!



ホンダ・ズークをもらったよ01

聖地巡礼旅2023の帰路、チョイサンタ師と車で帰宅することになり、
その帰り道、話が盛り上がっていたところで、
ホンダ ピープルと ホンダ ズーク、
さらにはチョイノリ予備機一台の合計3台をいただけることになった。
一気に3台も!
以前から気になっていた車種だったので、非常にありがたく、いただくことにした。

で、そのズークから整備を始める。
DSC_0830.jpg
なにこの車体!非常にかわいい。
ホンダ モトコンポよりは少し新しい時代のバイクだが、
こういう遊び心あふれる車種がたくさん出ていた時代なんだなあと思う。
コンパクトな車格と軽量車重で車両積載とかもできそう。
ハンドルやシートポストを折りたたみに改造する人の気持ちがよくわかるわ。

モトコンポも好きだが、
自分のように所有台数が多い者は、長期放置していてもバッテリー上がりのない
バッテリーレス車両であるズークの方が非常にありがたく、好きだ。
ただ、デザインの問題かな?
モトコンポの方が断然人気があって高額、ズークはそれなりの価格で取引されている様子

さて、本機の状態を確かめる。
チョイサンタ師からは30km/h以上の速度が出ないとのこと。
エンジンをかけてみると数回のキックでエンジン始動してアイドリングは安定。
いい調子なんじゃないの?
走り出してみると加速がイイ!ぐいーーっと加速していく。おおすごい、さすが2ストローク。
しかしながら聞いていた通り30km/hあたりでパワーダウンして、それ以上の速度が出ないし、
エンジンが回りきっていないような音だった。

とりあえず簡単に見れるところから…
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駆動系を見てみようと思う。
エンジン回転数が上がりきっていないから、駆動系がハイギアになっていないような不具合ではないだろうし、もともとこいつはギア比の変更機能はないはずだけど、確認のため。
DSC_0833_2023102209262863d.jpg
簡単に開いた。
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Vベルトに異常はない。
正常のVベルト幅がどれくらいかわからないけど、可変プーリーじゃないから、この幅が原因で速度低下が起こるわけでもなかろう。
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フェイスはしっかり錆とりしてある。
手で回してみて、
クラッチから後輪に至るファイナルギアにも異常がないことを確認してから、組み付ける。

次に
DSC_0842.jpg
タイミングライトで点火不良がないか調べてみる。
CDIが死んでいて高回転側まらないってこともあるからね。
しかしながら、このエンジンが回れる回転数の範囲内だけだが、
点火の乱れはなかった。

念のためにCDIを手持ちの他車種のものに交換してみたが、
それでも速度は上がらず。
プラグは新品になってるのか非常にきれいであり、点火系に異常はなさそうだった。
DSC_0843.jpg
やはりキャブレターかなあ。
キャブレターを外すためには、カウルを外す必要があり、
そのためには前後の電装系・シートまで外さなくてゃならないので面倒だが、
何度か分解されているこの車両、ボルト外し困難などの障害はなくサクサクと作業が進む。
ホース類も新品交換されていて、汚れも洗浄されているし、
気持ちよく整備できるのは先人(チョイサンタ師)のおかげだな。
DSC_0844.jpg
キャブレターを開けてみる。
これまたパッキン類も新品交換されているようだ。
DSC_0847.jpg
再度、洗浄をするが、
高回転に異常が出るこの車体では、やはりメインジェットが怪しい(詰まりだけではなく内部の削れで穴拡大もあり得る、その場合は徹底的な洗浄でも改善不可能)ので
メインジェットは新品に交換することにした。

しかし全く改善がない。
ううむ。ここまできたらエンジンも見ないといけないかな。
DSC_0848.jpg
リードバルブを外してみるが、異常なし。
DSC_0849.jpg
クランク内、見えないなあ。
異物はなさそう。異音なし。
DSC_0850.jpg
マフラーの詰まりってのもあるし(以前、ビーノとCD125K5の不具合は結局マフラーつまりだった)マフラーを外してみてエンジンをかけてみる。
うるせー!!
しかし何の改善もなし…

シリンダー・ヘッドを外してみる。
DSC_0851_2023102209272558f.jpg
ピストン&ピストンリングに異常なし。
DSC_0852_202310220927273c9.jpg
シリンダーにも焼き付きを疑うような傷もなし。
???
ここまで見て原因らしい原因がない。。。

でもエンジンの挙動を見ていると、
やはり混合気があやしいのではないかと
DSC_0876.jpg
ジェットが新品なのに、メインジェットからの燃料供給に異常があるのならば、
ニードルのほうが異常?
もしかして他車種のものが付いている?
と疑い、中古のズークキャブレターを買ってきたが、
ニードルの形状は同じ…まじか。
もちろんキャブレターごと交換してみても改善なし…

???
もう何が何やら。
こんな単純構造の原付なのに原因がわからないなんて!
どうしようかなあ…


プロフィール

はちまる隊長

Author:はちまる隊長
バイクあそびの達人(自称)
CCJの大将してます
http://suzuki-choinori.com/index.html

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