チョイノリ整備マニュアル カム・バルブ機構の組み方
このブログを始めて約2か月ほどになるが、
チョイノリ同志の「さいばば」さんからよくコメントをいただく。ありがたいことだ。
「さいばば」さんは不動チョイノリを復帰中とのことなので、私の経験からアドバイスをさせていただくこともある。
今回はカム・バルブ周辺の組み方のご質問をいただいた。
私も初めてチョイノリエンジンを組み上げるときには「プッシュロッドをバルブロッカーアームの凹みに合わせつつヘッドを装着する」という比較的難易度の高い組み方をしていたのだが、
バルブロッカーアームを最後に装着する方法のほうがより簡単に装着できる
つまり…
まず、ここまでくみ上げる。カムロッカーアームはすでにカム室に内蔵されているがプッシュロッド・バルブロッカーアームはまだ装着されていない。
写真は説明のために仮組みしたところなのでヘッドを組み付けるボルトが締められていないが、ちゃんとボルトを締めてヘッド装着状態にしてください。
ここで内蔵されているカムロッカーアームを説明しておく。
このカムロッカーアームを組む時、ワッシャの順番には注意されたい。シリンダー側から順番に、
1、カムロッカーアーム(吸気側)
2、ワッシャ
3、カムロッカーアーム(排気側)
4、スプリング
5、ワッシャ
の順となっている。一番シリンダー側にもワッシャが入っているように思いがちなので、ここは注意。
このカムロッカーアームの向こう側にはプッシュロッドがハマる凹みがある
その凹みを