チョイノリをセル化する!!
ウチのチョイノリはセルなし・距離計なし・カゴなし なんにもなしの最初期型X5K3だ
可能な限り安い車体を買いたかったので、仕方ないのだが
タコメーターを増設する折に、セルあり車両に比べて直流回路がなく、メーター増設には不利であることが発覚した。
セルあり車両のレギュレーターレクチファイヤを組み込んで直流回路を作ることも考えたが、(FOXさんという方の小狐の旅日記というブログにセルなし車両に直流回路を増設する方法がアップされています。)
せっかくなので、この機会にバッテリー積載+セル増設し セル化をしようと考えた。
既存のハーネスから直流回路を作り出すより、ハーネスごとセルつきに変えてしまおうということだ。
しかし道のりは長い。
セルありとセルなしではハーネスだけではなく、いろんなパーツの追加・変更が必要になってくる。
とりあえず、現在までで必要と思われるパーツは
1、ハーネス(ウインカーリレー・スターターリレー・レギュレートレクチファイヤ・ホーン 含む)
2、バッテリーボックス+バッテリー
3、セルモーター+セルモーターを装着できるCVTケース
4、セル付き用ジェネレーター
5、セルスイッチ付き右ハンドルスイッチ
6、左ハンドルスイッチ(セルつきとセルなしではカプラーが違う。)
7、メインキーシリンダー(配線の本数が違い、カプラーが合わない為)
思いつく範囲ではこれくらい。
今後、改装途中で必要物品が増えてくることが予想される。
正直、セル化するくらいならセル付き車両を買うべきだと思う。
そのほうがラクだし、たぶん安く済む。
改装に必要なパーツも、セル付き車両を丸ごと一個買ったほうがいいのかもしれないくらいだし…
でも、それで終わったら面白くないよね。やるだけやってみよう!!
まあとりあえずハーネスを買おうと、オークションを徘徊し
セル付きのものだと思われたハーネスを購入した。なんとバッテリーボックスも付けてくれた。
助かった。ちょっと競ったが1500円で落札できた。
サービスマニュアルとにらめっこしながら、このハーネスの出自を調べたところ
フロントウインカーランプへの配線が小さなカプラーになっていたので、X5DBK3かX5DBK4のハーネスであることがわかった。
前カゴつきのセル付き車両についていたのでしょう。
紫矢印がバッテリーボックス。
赤丸が後部ランプ群への配線
黄色丸がエンジンのセルモーター・ジェネレーター・イグニッションコイルとつながる配線群
青丸はフロントカウル内の左右に配置する配線群で大きく二群に分かれている。
バッテリーボックスですが
比較的綺麗だ。
防水性もあってチョイノリの座席下に装着する予定。
黄色矢印の部分にプラスネジがあり、これでフレームに固定することになる。
赤矢印部分にはそれぞれプラスネジがあり、これを外すことでボックスが開く。
ボックスを開けたところ。
青矢印の二本がバッテリーに接続する端子だ。
赤丸はヒューズ。ヒューズボックス内には予備のヒューズも入っている。親切設計だねえ。
黄色丸はスターターリレーだ。
<スターターリレーとは>
セルモーターはものすごい電流を食うので通常の細い配線ではセルモーターを回すときに焼けてしまう。
そのため、バッテリーからセルモーターまでの配線は他の配線に比べて太い!のだが、
この太い配線をハンドルのセルスイッチまで引き伸ばしていたら材料費がもったいない。
そこでバッテリーとセルをつなぐ太い配線を、オン・オフするためのスイッチとしてこのスターターリレーがかませてあるのである。
スターターリレーを作動させるのには細い配線で十分なので、スタータースイッチとリレーまでの長い配線を細くできているのだ。
セルボタンを押したときにカチッカチッと音が聞こえると思うが、それはこのリレーが作動している音だ。
さて、とりあえず望みどおりのハーネスが手に入ったので、これを車体に付けながら必要物品を考え、購入していくことにしましょう。
セル化にかけた金額 現在1500円