チョイノリをセル化する!フロントの電装①とチョイノリの着せ替え
ハーネスをフレームに沿わせてフロント回りまでプラスチック製の結束バンドで留めていく
フロントカウル(レッグシールドと呼ばれる)内部へ入っていく配線は大きく分けて左右の二群に分かれている。
写真の一本の赤い配線はタコメーター用のパルス検知ライン。白い一本の配線はオイルテンプメーターなので、皆さんのチョイノリにはない配線です。
ここからは外装を取り付けなくては先に進めませんので取り付けましょう。
オークションで購入したのは水色、アイスブルーの外装でした。
2000円で落札できて、傷もなかったのでお徳。
新品の外装を純正注文するといくらになるかわからないですが、2000円ってことはないでしょう。
フロントライトとウインカー・ホーンもおまけでついていました。
写真のようにフロントへのハーネスは左(2)右(3)に分けます。
左側(2)はそのままフレームに沿わせて上げますが、右側(3)はフレームの前側から右へ出していきます。フレームの後ろ側に乗せるように右へ出すとハーネスがレッグシールドとフレームの間に挟まれてしまいます。
ライトステーに装着されているのはウインカーリレー(4)です。
セルなし用は四角い黒い箱ですが、セルあり用は円筒状になっています。
ライトステーとカバーを固定する穴(5)にはプラスチック製のクリップがついていますが、取り外し時に自然脱落していたので、はちまるは金属製のボルトとナットに変更してみました。
次に車体右側を見てみましょう。
この外装にはホーンが付属していましたが、写真の銀色のホーンはACと書いてあって交流用でした。
ハーネスに付属していた写真の黒い直流用ホーンに交換します。
後に報告しますが、この外装セットのリアフェンダーの取り付け穴は大きめで、クッションとスペーサーが装着されていたので後期型だとわかりました。
チョイノリのカラーの記事にて書きましたが、K3、K4、K5、K7のうち、アイスブルーのカラー設定があるのはK3とK4のみです。
フロントバスケットを装着する穴もないこと、ホーンが交流用(セルなし)であることから
このライトブルーの外装は後期型K4セルなし前カゴなし車体(X5K4)から外されたものとわかります。
車体右側ハーネスの配線取り付けです。
1、キーシリンダー(セルなし用ですがセルあり用と同じ働きができるような細工を施しました。詳細はhttp://blogs.yahoo.co.jp/hachimaru93/2092605.html)
2、直流用ホーン(ハーネスに付属していました セルなし用の転用は不可能。)
3、レギュレートレクチファイヤ(ハーネスに付属していました セルなし用の転用は不可能)
をボルトオンで装着します。カプラーもそのまま使えるので、何の加工も必要なく素直に取り付けできました。
右に比べて左側の配線は若干多いです。
1、電源ラインでオレンジ+黒白-です。二箇所づつ端子を接続できますが、メーターライトとフロントライトを、それぞれプラスとマイナスに装着します。メーターもライトもセルなし用をそのまま転用します。
2、ウインカーのラインです。若草色と黒白のコードが付いた黒カプラーが右フロントウインカー。黒と黒白のコードが付いた灰色カプラーが左フロントウインカーへの配線です。このハーネスは前カゴ付き車体のものなのでカプラーになっています。端子に作り変えて装着することにします。ウインカーランプはセルなし用をそのまま転用します。
3、左ハンドルスイッチへの配線です。8極カプラーに7本の配線です。セルなしは10極カプラーとなりますのでセルなし左スイッチボックスには装着できません。
4、右ハンドルスイッチへの配線です。セルつきにはスタートボタンがあるので、配線は三本となっています。セルなしは二本なので装着できません。
5、ターンシグナルインジケーターからの配線です。これは「セルなしK3」にしかない装備ですので、このハーネスに受け入れ端子はありません。いずれ取り付けれる場所を探していくことにします。
3と4のハンドルスイッチへの配線ですが、はちまるはすでに「セル付き用左右スイッチボックス・ブレーキレバーセット」を1500円で落札しているので、そのまま取り付ける予定です。カプラーをはめるだけなので簡単。
しかし、より安価に済ませたいという諸兄のために、セルなしハンドルスイッチの作り変えも記載しておきます。
まず左ですが、
セルなしスイッチボックスの黒色・空色・若草色の3配線を殺して、残りの7配線を使用すれば使用することができます。以下、(左側がセルなしスイッチボックスの配線色ー右側はハーネスの配線色)で接続を記載します
ウインカースイッチ
薄茶色ー黒
桃色ー空色
深緑ー若草色
ホーンスイッチ
黒地に白色ー黒地に白色
黒地に青色ー黒地に青色
ブレーキランプスイッチ
橙色ー橙色
白地に黒色ー白地に黒色
カプラーを切り捨てて、端子でこう接続してみてください。これでいけるはず。
そして右もカプラーを切り捨てて
橙色ー橙色
白地に黒色ー白地に黒色
と接続します。
その後、セルスイッチを増設しないといけないので
「白地に黒色」配線を二股にして、もう一本ラインを引き、ハーネスの「黄色地に緑色」のラインにスイッチを挟んで接続します。このスイッチがスタートボタンになるので、スイッチはロック式ではなく自動戻り式にしておきましょう。
これで既存の左右ハンドルを使用したセル化もできます(^^)。
自身がしたわけではないので写真もなくわかりづらいかもしれませんが、電装いじくりのお好きな方はどうぞ。。。