簡易方式オイル交換!
ウチのチョイノリは頻繁にエンジンを載せ換えたりしているため、それぞれのエンジンの走行距離があいまい。
距離計が300kmほど進んだのでオイル交換することにしたが、セル付きのこのエンジンはまだそんなに走っていないと思う。
(オイル交換は300km~500kmでの交換、もしくは6カ月毎 と推奨されています。)
エンジンオイルの交換はドレンボルトを外してオイルを排出するのだが、
ドレンボルトをいじるということは
1、14mmのレンチが必要
2、エンジンのケース、ドレンボルトのメネジ破損の危険性
3、ドレンボルト・ワッシャの交換の必要性
という問題がある。
はちまるは工具は揃っているし、ドレンボルト・ワッシャも再利用するので問題ないのだが
整備に興味のない方でも、もっと簡単にオイル交換ができないかと考えて
上からオイル吸い出す方法を実践してみた。
まず
必要な品はたったこれだけ。
シリンジ(注射器)と透明チューブだ。これはアストロプロダクツで288円で買える。
あとは交換するオイルがあればいつでも交換可能だ。
ドレンボルトなどほっといて、オイル注入口を開けます。プラスチックキャップを手で回して外すだけ
工具など要りません。
手で持っているのが透明チューブ。見てもらえればわかるように内径は十分あり、オイルもスラッジなどの廃物も吸いだせる。
あとはチューブをつっこんで吸い出すだけ。
エンジンが冷えているときに吸い出しているので粘性が高くやや吸引には力がいる。それでも女子供にも可能な程度だ。
エンジンを温めてから吸い出すことも可能だろうが、チューブは塩ビ製?なので熱には弱そうだ。
走行後の交換はやめた方がいいし、エンジンを少し温めるにしても、あまり熱くならないように気をつけてほしい。
吸い出したオイルはそのままペットボトルにでも排出。
はちまるはこのあと牛乳パックに入れ替えて布や新聞紙を入れて浸し、厳重にコンビニ袋でラップしてゴミとして出している。
排出は透明チューブをあちらこちらに動かしたり、奥に挿入したりして吸い取れるだけ吸い取ってしまう。
本来ならこれで排出は完了。
今回はドレンボルトからの排出と比べて、どれくらいオイル排出ができているか、ドレンボルトを外してみて残存オイルを確認してみた。
(上から吸い出し方法のみをされる方はこの後のドレンボルト外し工程は要りません)
12mmのドレンボルトを緩め外す。
ドレンボルトを外すとボルトとワッシャが外れます。
本来ならこれらは新品に交換するべきらしいですが、はちまるは交換したことがありません
チョイノリ走行10000kmオーバーの「ふももも」さんも交換されていないようですが、二者ともオイル漏れの経験なく
再利用は可能なようです。
写真をご覧になったらわかりますように
ドレンボルトを外してもオイルはほとんど出てきません
吸い出しでほとんどのオイルが出てしまった模様。
車体を右に傾けて、出るだけ出して、ドレンボルトを元通り装着しました。
右側が吸い出したオイル。
左が吸い出し後にドレンボルトから排出したオイル。10mlあるかないか…ですね。
ちょっとくらいの旧オイル残存が気にならない、整備には手をかけたくない方には、吸い出し法、お勧めです。
ドレンボルトからの排出でも残存オイルはあるのですし、ドレンボルトを外す手間とエンジンケースの損傷(ネジ舐め)の可能性を考えたら、まあアリではないでしょうか。
使用したシリンジと透明チューブは、パーツクリーナーにて内部洗浄してオイルを洗っておきます。洗浄後はゴムとプラの摩擦が強くなっているので、内部にCRCでも吹いておきましょう。
はちまるは工具・道具好きなので…綺麗にしまっておきます。
最後にオイルを注入して終わりです。
オイル注入量はオイル注入口から内部をみて、調整しますが、
エンジン分解写真で解説しておきましょう。