聖地巡礼の旅!⑫(湯の山温泉~姫路)
最終日、起きてみると曇り~小雨。台風が来る前の日だったため、天気が崩れてきました。
湯の山温泉から西方向へ行く鈴鹿スカイラインは通行止めということで、また東の方へ1号線へ戻る
湯の山温泉の坂道の傾斜を撮ってみました
けっこう急でしょ。
1号線まで出た後はひたすら西へ走行
鈴鹿の山々を超え、滋賀から京都に入り、171号線に入り…
特にイベントもなく走り続ける。しかし
171号線の高槻に入ったくらいから、どうもチョイノリの調子がおかしくなってきた
アイドリングは全然問題ないが、アクセルを開けるとスピードが上がっている最中に燃焼室での爆発がなくなるのか時折エンブレのようになったり、また加速したり、
スピードが30km/h前後しか出ないような状態。
そう思えば、全く問題なく走れるようになったりと、かなり不安定。
ガス欠も疑ってガソリン満タンにするも、症状変わらず。キャブの異常に思えたのでエアスクリューを規定位置に調整し直すも、症状変わらず
それでもだましだまし走っていたが、西宮→神戸→明石→加古川まできたところでとうとうエンジンストップ
始動できなくなってしまった。ちなみに加古川は姫路市の隣だ。あと20kmのところでストップ…
何度もキックするがブルブルブルと数回爆発はしているようだが、すぐに止まる。アクセルを開けても同じでアイドリングできず止まる。チョークを引こうが車体を傾けようが始動しない。
雨も降っているし、周囲の目線も気になる。近くのマンションの駐輪場で整備することにした。
キャブのドレンを緩めるとガソリンが出てくるのでキャブまではガソリンがきている様子。油面確認もしたが適正油面になっているのでガス欠症状ではないようす。
フライホイールマグネトを手で回してみるが、圧縮上死点へは抵抗があり圧縮も大丈夫そう。
点火系を調べたいところだが、なんと持ってきていたプラグレンチがサイズ間違いでプラグが外れない。参った
ふとイグニッションコイルを見てみると、
接触が悪かったのか、焼け焦げていた。これが原因で火花が飛ばないのか??
と考えて煤を落として付け直す
しかし全くエンジンはかからない。何度も清掃するが変わらず、原因はここではないのか?
もうこりゃ直せないなあ、姫路から20kmだし、タクシーでも拾って帰ってジムニーで引き上げに来るかな
とあきらめかけたが、
どうせ引き上げても自分で整備するのだし、チョイノリの整備に関してはそこらのバイク屋さんよりも詳しいはずの自分がこれではあかん、ここでやれるだけやってみようと思い整備を継続。
異常発生時の挙動からすると、火花は飛んでいるけど燃料来てないぞ的な感じを受けていたので
やはりキャブの異常、混合気異常ではないかと考えてキャブの分解清掃を決行した。
吸気系をばらしてみるが、エアクリーナーに異常なく、キャブの内部にも異物のつまりなどない。
なんでだ~
途方にくれながらキャブを再度組み直しているときに、アイドルスクリューがずいぶんと突出している様子。
ちょっと締めてみるか、と軽い気持ちで半回転ほど締めておいて組み直し、
だめもとで始動してみるとあっさりブルルルルルルル…
かかった!目がテン。なんで??
どうやらアイドルスクリュが長時間の振動で緩んでしまって、燃調が変わってしまっていたよう。
そういえば神戸→広島 往復旅でも緩んでいたことを思い出す、しかしその時とは症状が違っていたので、まさかと思ってノーマークだった。
この整備に約1.5時間を費やしてしまった。
アイドルスクリュを調整した後のチョイノリはすこぶる絶好調で姫路までの20kmを何のトラブルもなく走り切り
自宅に到着しました。
この旅の総走行距離は811kmでした。あああーー疲れたぞ
そして