チョイノリの基本構造と操作④(シート回り)
シート回りを見てみましょう
シート下の青線のある部分には燃料タンクがあります。最近のスクーターはシート下には荷物を入れるスペースがあり、メットインとして使用される場合が多いですが、チョイノリにはそういう空間はありません
タンクの下には燃料コックがあり赤曲線のように動かすことができます。
青線(上方向)にすると予備タンク
紫線(横方向)にすると燃料ストップ
黄色線(下方向)にすると通常タンク
という風に切り替えができます。燃料計や走行距離計のないチョイノリでは、通常タンクのまま走行し
ガソリン切れとなったら予備タンクに変えてガソリンスタンドを探して燃料補給という方法をとります。
通常タンクは約2.5L、予備タンクが約0.5Lです。燃費を45km/Lと考えるならば
112.5kmで通常タンクのガソリンが切れ、その後22.5kmで予備タンクのガソリンも切れるという計算になります。
車体側面、エンジンから出ている黒い弯曲した棒はキックスターターです。
赤矢印方向へ踏み込み部分を曲げ出して、黄色矢印方向へ踏み込むことでエンジンを始動させます。
シートにはカギがなく、矢印方向へ動かすことができます。シートを開けると燃料タンクが見えます
赤丸で示しているのが型式を示すシールです。
燃料タンクはチョイノリのキーで開けます。ですので給油時はキーを二つ持っていない限り(あたりまえですが)エンジンを切ることになります。
赤で囲っているところにフレームナンバーが記載されています
その下の赤いシールには
第一種原動機付自転車
国土交通省型式認定番号I-1724
スズキBA-CZ41A
と記載されています
エンジンオイル交換時期シールは距離計のないチョイノリに貼ってあります
距離計がないため、交換時期は距離ではなく、時期で判断するようになっていて、初回1か月目、そのあとは半年ごとの交換が推奨されています。
このシール、一年たったらもう使えないような気がしますが、そこは自分で何とかしてくださいということでしょう。