試作1号「水道管スクランブラーマフラー」

前回記事にした通り、タキモトワークスのマフラーを買ったのだけれど、車体下空間が狭くなり、未舗装道の走行には不都合だったためスクランブラーマフラーを自作することにしました。
当初はノーマルマフラーの鉄パイプを切った貼ったして作り替えようとしたのだけれど、実際に切断・溶接をしてみると、壁が薄くて溶けてしまい穴が開くばかりで繋ぐことができず断念。
鉄パイプを曲げる技術は持ち合わせていないため、何とか素人のはちまるでも溶接できそうな素材を探すべく、ホームセンターを徘徊した。

神戸在住時は「コーナン」がホームグラウンドだったが、姫路には品ぞろえのよいコーナンがなく、いろいろホームセンターをめぐって、たどり着いたホームセンター「ムサシ」
資材館も併設されていて、品ぞろえもよく、今後はホーム・ホームセンターとしよう。
いろいろ探した結果、さまざまな長さの直線パイプとエルボがある水道管を買うことにした。

ウチの一号機チョイノリに付いていた錆びまくりマフラー。これを切断しサンダーにて錆びを除去。

全く文明の利器の威力はすさまじい。ワイヤーブラシなんぞでは何時間もかかる作業がものの数分で完了。
下地の銀色が綺麗に出ています。SUZUKI 22G0という刻印も浮き出てきました
マフラーのタイコ部分(タイコでいいのかな?)についていた接続金具もサンダーで切り離し
純正マフラーはこのタイコ部分と、エンジンとの接続部分の二か所を使用することになります。

買ってきたのは10Aというサイズの水道管。内腔は純正マフラーのパイプよりやや太い。壁は厚くてはちまるでも溶接ができそう、何より屈曲部にエルボを使うことができるので、溶接個所が少なくて済むのがありがたい。
で何度も溶接、削り、切断を繰り返して

こんな形にできあがりました。
簡単に書いていますが、スズキッドの100V家庭用溶接機を使用し、車体への取り付け位置を確認しながら何度もやり直し、かなり大変でした。
黄色個所にステーを溶接。赤丸部分二か所をパイプ溶接しました。それ以外の部位はテーパー加工のネジ山にネジ込んだのみです。
配管ラインで大事なところは、エンジンのフィンに干渉しないようにエンジンから出たパイプはまず車体前方へ向かい、そこから車体右側へ曲がっていくところ。
また、ここで真横方向に右へ行くとSL230用エンジンガードのサイドガードに干渉するため、車体後方へ向かいながら右に出る形を取りました。

車体に取りつけてみます。直線と屈曲で構成されているので「手作り」というイメージ丸出しですね。
鉄パイプを綺麗に曲げて曲線を作った方がいいのでしょうけど、そんな技術もないので、はちまるにはこれが限界です。

車体横から見ると配管もタイコ部分も常にエンジンよりも上に位置していて、赤線で示している取り付け予定のSL230用エンジンガード内にすっきり収まるデザインとなっています
エンジンをかけると、ノーマルマフラーと同じ音質と音量でした

ちょっと車体横に張り出しているので、サイドが岩にヒットしないように気をつけないといけませんね。
エンジンをふかしてみると、水道管のねじ込み部分から排気漏れがあり、煙が出てきました。
これらの隙間を銀ロウで塞いで、塗装して完成という予定にしていますが、銀ロウは初体験なのでどうなることやら…
とりあえず現状報告でした(^^)
 
2013.06.26追記
この時の煙は水道管表面の塗膜?かなんかが焼けた煙でした。しばらく使用していると煙はなくなり、ロウ付けなしで、ねじ込みだけで廃棄もれもなく運用できています。
 
一応、動画も撮ってみたよ



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No title

>noranekosan さん
まともな溶接ではなく…
何もかもが自己流ですよ(^^)
見よう見まねで何とかくっつくものです
次は銀ロウに挑戦しますが、これもネット上の知識オンリー、師匠不在の自己流です(≧д≦)

No title

マフラー自作とかすげぇww ハンダさえまともに扱えない自分w 尊敬します~!!!

No title

>さいばばさん
自分が作るようなちょっとしたモノ(マフラーやフレームの修理)では使用率10%で何の問題も出ませんでした
一度だけ加熱のためか溶接機の電源が落ちましたが
しばらく休めると元通り使えました。
後にも先にもその一回きりですので、趣味の範囲の使用なら大丈夫ではないでしょうか。
自分は全くの素人で、他の溶接機の使用感も知らないので、より詳しくはメキシカンオレンジさんにお聞きすればよいかもしれません。

No title

ご教示ありがとうございます。
アークナビの使用率は10%でしたっけ?
使い勝手はどうでしょうか。

No title

>さいばばさん
うちの溶接機はスズキッドのホームアークナビプラスという品です。
1mm程度の厚さだと溶接中に穴があき、2mm位になると母材が温まりにくいためか、接合しにくくなります。
自分の技術力不足が根本の原因だと思いますが、思い通りにスイスイ作業できるわけではなく、溶接しては余分なところを削り、さらに溶接というように、時間も労力も掛かった上に汚い仕上がりですので、それなりの品というところでしょう。
ただ、工場でもない自宅での溶接には100Vの電気のみで稼働するタイプしか選択肢がないし、ほかの機材を使ったこともないので、この機で頑張っています。
どう頑張ってもできなかった金属の接合が、汚いながらもできるので、あって損はないと思います。
自分が折りたたみバイクのフレームを修理した際の記事です↓
http://motor.geocities.jp/harimakibagundan/gx35kansou.html
ご参考までに。

No title

はちまるさん、教えてください。
溶接機購入を考えているんですが、スズキッドのは
実際使い勝手はどうでしょうか。コーナンで1諭吉
で売っていたのですが、ネットで見ると家庭用は
使えないとかなんとか。躊躇しています。

No title

>長元坊さん
アドバイスありがとうございます。
パーツクリーナーで十分洗浄して、乾燥させたのち
バーナーで焼いて、自然冷却。
そのあと銀ロウの処置をしてみるようにします
金属加工素人なので、今後もいろいろ教えてください
よろしく願いします。

No title

仕事でたまに焼却炉やストーブ作りますが、チョイノリの排気管程度なら600度にはならないです。帯熱は余裕ですよ。
配管の雄ネジ側はいいですが、雌ネジ(エルボー)側が銀ロウが乗らないかもしれません。先に焼いて亜鉛を飛ばせば大丈夫かも?

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>hiroさん
チョイノリで林道走破を目指す奇人も世界に一人!ですからね~
(^^)

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>あく太郎さん
素人溶接なのでかなり汚い仕上がりです
あまりアップでは見せられません
溶接はこれでもかと厚盛りしたので、ちょっとやそっとの岩石ヒットじゃあびくともしない、
純正よりもタフなマフラーであることは確かです(^^)

No title

>K原さん
今後銀ロウ(耐熱600度前後)を使用する関係上、排気温度がキモになってくるのですが、チョイノリの排気温度を測定しているデーターはなく
「たぶん大丈夫」ということで突っ走る予定です
ふもももさんに非接触温度計で測定してもらったのですが
測定限界100度以上であることしかわかっていません
だれか測定できる人いたら教えて~

No title

>さいばばさん
マフラーの出口からボンボン排気が調子よく出ていますが
つなぎ目からもモクモク煙が上がってきます
まだまだ未完成ですよ(^^)
次は銀ロウで隙間ふさぎの予定です。

No title

はちまるさん、こんばんは!
なんて奇抜なアイデアなんでしょう!世界に1台ですね!!!

No title

こんばんは、な・な・なんと・・マフラー作っちゃいましたかぁ~^^すばらしい!!溶接もOKですね!なんともびっくりです。

No title

水道管は耐熱性が心配(><)/
でも,空冷エンジンの排温ってどんなモンでしょ?
アルミのヘッドが壊れないのなら全然OKなの
かもしれませんね♪

No title

なかなかよくできましたね。
はちまるさんはすごいです。
サンダーかけると、見違え
ますね。
プロフィール

はちまる隊長

Author:はちまる隊長
バイクあそびの達人(自称)
CCJの大将してます
http://suzuki-choinori.com/index.html

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