前期型燃料コック分解 タンクの取り外し方
チョイノリの燃料コックには前期型と負圧コックが採用されている後期型がある
前期型→後期型に交換を行ったので、この機会にコックの構造を記事にしてみることにした。
まずはコックを見てみましょう
非常にシンプルです。OFFでコックが閉鎖し、ONでタンクの中の上側の流入口からガソリンが流れ出し、RESでタンクの中の下側の流入口からガソリンが流れ出します
よく予備タンクはドコ?だなんて人がいますが、タンク内に予備タンクのような部屋分けはありません、コックのガソリン流入口が上・下あるだけです。
ついでにタンクの外し方、シートの外し方を書いておきます。
シートは両サイドのピンを抜いて
簡単に外れます。
タンクは4か所の対角10mmのボルトで留められています
黄色丸の部分に止めてあるボルト4本を外します。もちろんコックはOFFにしてガソリンチューブを抜いておいた後、赤丸の部分が引っかかるので、黄色矢印→赤矢印のようにタンクを抜きます。
コックはタンクの底部に対角10mmのボルト二本で留められています。
場所的にメガネレンチが入らないのでスパナで外すことになりますが、ボルトのをなめないように気をつけましょう。
コックを外して早速分解してみました。
コックはプラスネジ二か所を外すだけでここまで分解できます。
赤矢印がONの時にガソリンが流入するところ。赤丸に繋がっています。
黄色矢印がRESの時にガソリンが流入するところ。黄色丸に繋がっています。
1のゴムパッキンを2に嵌めて、2を抑えつけるように3の波打ちリングを乗せて、その上から4のプレートをネジ二本で締め付けてあります。
2の裏側には溝があり、
ONの時には赤丸と水色矢印口。RESの時には黄色丸と水色矢印口が繋がります
OFFの時には三か所の穴が独立したままでガソリンが流出しません。
タンクの外側面は汚かったですが、内部には錆びは少なく、コックも比較的綺麗でした。
2011.11.06追記
コックの内部のゴムパッキンは個別でパーツ注文できません。コックアッシとして注文することになります
前期型コック
44300-22G00 コックアッシ フューエル
→44300-13G00へ統一 3300円
→44300-13G00へ統一 3300円
後期型負圧コック
44300-22G10 コックアッシ フューエル 2400円
おかしいのはパーツ点数の多い後期型の方が安いこと?なんでだろう。
問い合わせただけで実際買ったわけではないので、もしかしたら値段逆かもしれませんが…
コックアッシにはタンクとの接合部のゴムパッキンも付属していますが、これは個別で買えます
44348-87420 ガスケット ジョイント 140円