チェーンとスプロケを考える

先日、415の25Tリアスプロケを手に入れたとき、サイズは415か420かどちらがいいのか悩みました。

というのも、はちまるが使用している後期型チェーンはDID41というチェーンですが、サイズ的には420サイズという「ウワサ」だったので…

上が後期型のDID41チェーン　下が前期型の415チェーンです

大きさが全然違いますよね、はちまるは軽量化も考えて後期型に変えていました

この写真では上が前期　下が後期です

後期型はプレートが薄くなっていますよね、

 

チェーン規格を簡単に調べてみたので、この機会に前期・後期でのスプロケ・チェーンのサイズについて書いてみようと思います。

415やら520などと表記される規格は、一番初めの4とか5がチェーンのピッチ。次の二桁の15とか20というのがインナープレートの内幅になるらしいです

（28とか32という中途半端な数字は単純な内幅ではないようです、詳細は他のサイトを参照してください）

チョイノリの前期型415チェーンでいうと

こんな感じです。インチで言うとよくわかりませんが、mm単位は後述します。

では後期型DID41チェーンはどうかというと、純粋なバイク用ではなく工業用チェーンであり3桁で表わす規格名がありません。

ということでDID 大同工業株式会社のサイトでサイズを確認したところ、下記のようなサイズであることがわかりました

確かにDID41はほぼ420チェーンと同等のようです。

ここで大事な事実

前期も後期もチェーンピッチは同じ！内幅が違うだけ！

 

それでは調べましょう

赤丸が前期型　黄色丸が後期型です　フロントスプロケがたくさんありますが気にしないでください。

以下の写真は左が前期　右が後期型になります

まずはチェーンですが

やはりピッチは同じですね、本来は12.7らしいですが、これくらいは測定誤差と思ってください

では内幅は？

おおー

たしかに違います。後期型では内幅が大きくなっていて、ほぼ420サイズです。

それでは後期型のスプロケットは420の厚みがあるのでしょうか？

調べてみましょう。

 

まずはフロント

あれれー　　どちらも415のサイズ内ですね

次にリア

こちらも同じ、415サイズの範囲です

…ということは

上の後期型ではスプロケとチェーンの間に若干の隙間ができて

下の前期型ではピッタシフィットということでした。

 

つまり

前期型ではすべてにおいて415サイズを選択

後期型では415サイズのスプロケでよいが、420サイズのスプロケも使用可能＊

そして、前期・後期でスプロケやチェーンは交換可能。互換性あり

ということだと思われました。

 

以前に前期と後期でピッチが違うなどという間違い情報を発していたはちまる。反省です

前期のチェーンがノビノビでピッチが延長していただけでした。　ちゃんと勉強してから報告せんといかんですな～

前期チェーンに420スプロケは合いませんが

後期チェーンに420スプロケは適合します。