セルモーター分解洗浄
セル付きチョイノリにはモーターが付いていますが、分解して洗浄してみました。
セルモーターはエンジン下部、前部に装着されています
普段目につかないところで、走行中の路面からの跳ね返りを受ける位置なので、結構汚れていたりします。
電流は赤い電源ラインから入って内部でモーターを回し、車体アースに出ていく構造です。
赤丸の8mmのボルトを左右二か所外すことでモーターが外れ、
青丸のプラスねじを左右二か所外すことでモーターの外装が外れます
写真左側は 回り続けるコイルに電流を送るブラシ機構で
右側にはコイルと磁石を内蔵した外装です。
モーター底部のブラシ機構です。
青い丸で示したブラシがバネの力で赤矢印のように中心部に押しつけられ、コイルと接触、電流を伝える構造です。
二個あるブラシのうち、赤丸で示したほうはボルトでモーター本体に直接装着されています
「ワッシャ付きネジ・ブラシの金具・ワッシャ・プラスチック台座・モーター本体」の順で締め付けられています
この写真に写っているもう一つのブラシは、赤い電源ラインにつながっていて、モーター本体にショートしないようにゴムとプラスチック台座で絶縁されているのがわかります。
プラスチック台座を装着しているネジはもう一つありますが、こちらはブラシが装着されていません
「ワッシャ付きネジ・ワッシャ・プラスチック台座・モーター本体」の順で締められています
これら二個のネジを外すとプラスチック台座が外れます。
だいぶスッキリしました
カーボン柄の平板はブラシが本体とショートしないようにする絶縁体です。
取りつけのときには凹みのあるほうがモーター中心部になるような置き方となるよう注意しましょう。
絶縁板を外したところです。
パーツクリーナーでしっかり洗浄して組み立てていきます
手順はバラしの逆でよいのですが、絶縁板とブラシは凹んでいるほうがモーター中心部に来るように注意しましょう。
そしてブラシはバネで中央に押さえつけられるため、
赤で示したようにブラシが中央部に突出することでコイルが奥まで挿入できません。
本来ならばもっと奥まで挿入されて、青丸で示した部分にブラシが接触しなくてはならないわけです。
ここは手が4本ないとうまく装着できません。
なのではちまるは充電器についているクリップを使用しました
2012.02.20追記
整備マニュアルでも電源ラインはエンジン側になっています。最後の写真の方向で装着すると損傷の危険があるため、やはり内側が正解でしょう。
2012.02.22追記
ふもももさんから教えていただいた組み方ですが、
プラスチック台座にスプリングなしでブラシを装着してコイルを挿入。その後、台座の裏側からスプリングを嵌め込んで、最後にそれら全体をモーター底部金属に装着する方法もあります。
この場合はクリップを使用せずとも組めますが、スプリングが跳ね飛ばないように注意してください。