チョイノリ エンジン組み方②クランクケース

クランクケースを組んでいきます

組むパーツはこれだけです。
モンキーなどのエンジンはクランクが左右2分割で、シリンダーが別になった合計3分割エンジンですが
チョイノリはシリンダーとクランクが一体になった上下2分割エンジンです。
ボアアップキットを作るならクランク一体で作らなくてはいけないという構造のため、残念ながらボアアップキットは存在しません。しかもアルミめっきシリンダーなのでボーリングもままならず
パワーアップなど一切考慮しない潔いエンジンとも言えますね。。。

傷がつかないようにシリンダーにオイルを少量塗っておきます。オイルがポタポタ落ちないようにヘッド側にはペーパーを詰めています。
あとピストンにもオイルを塗っておきます。

黄色矢印の溝に半円形の仕切り版を嵌めて、
赤矢印の部分にオイルシールを嵌めます。
オイルシールは再利用可能ですが、新品に換えたい方は
12227-22G00 シール クランクシャフト オイル 350円
ピストンはシリンダーにまっすぐ押しつけるように、ググッと押し込むとピストンリングが縮んで入っていきます。
ピストンリングの切り欠きが正しい位置になっているか最終確認してから挿入しましょう。
仕切り版はオイルシールとベアリングの間に入るようになります。

赤丸のように位置決めのピンを二個挿入します。
(黄色矢印のオイルシールは、マグネトケースにつけるオイルシールです。間違って嵌めてありますので、これは無視してください。すみません)
クランクケース接合面には液体ガスケットを薄く塗り、合わせていきます

ケースの後ろ側には8mmのボルト4本で締めます。赤青二重丸の二か所が長いボルト、赤一重丸の二か所は短いボルトです

ケース前側は下部を10mmのボルト二本で締めます

これら6本のボルトはすべて12Nmのトルクで締めます。
トルクレンチを持っていない方、
締めが甘いとオイルが漏れる場所なのでしっかり、かつネジ山を損傷しない程度に締めましょう。

完成。
これでクランクケースが完成しました。
 

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No title

>さいばばさん
基本的にはエンジン内、すべての可動部にオイルをつけておいた方が無難です。
ただ、通常はここまで油抜き洗浄はしないと思いますので
塗らなくても問題ないかもしれませんね。

No title

ピストン入れるとき、両方にオイル塗るんですね。いつも力任せに入れていました。勉強になります。
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