チョイノリ エンジン組み方④ファイナルギア
いったん今まで組んできたクランクケース周辺とは離れて駆動系ボックス(CVTケース)の組み立てを行います
ファイナルギアはクラッチからチェーンまで力を伝導する機構です。
組み立てるパーツはこれだけです
ベアリングは外していません
まずはカウンターシャフトを嵌めます、ここは硬いので最後まで挿入するにはハンマーでたたかないと無理です
シャフトを損傷しないようにプラスチックハンマーか、間に木などの緩衝材をおいてぶったたきましょう
赤矢印のように歯車がベアリングに接するまで、最後まで挿入します。
次にドライブシャフトに黄色矢印のワッシャを付けて黄色丸の穴に挿入します
黄色丸の穴にギアオイルを少量入れて各所ギアの歯にも少量のオイルを塗っておきましょう
黄色線と赤線のようにワッシャを載せて、
黄色丸の部分に位置決めピンを挿入
接触面に液体ガスケットを薄く塗りこんでギアボックスカバーを嵌めていきます
赤丸の5本の10mmボルトを対角線順に締めていきます
いずれも12Nmのトルクで締めます。
赤矢印のボルトはドレンボルトも兼ねていますので、間にワッシャを挿みます
黄色丸はオイル注入口の12mmボルトです。
ここでギアオイルを入れます。
オイル交換時 25ml
分解時 30ml
推奨オイルはスズキエクスターオイルスーパーデラックスだそうですが
はちまるはこんな少量のためにわざわざギアオイルを買うのももったいないので、普通のエンジンオイルを入れています。
注入口ボルトも12Nmのトルクで、ワッシャを挿んで締めます。