ブログ作成前の記事06(淡路島後の補修・改修)

このブログを開始する前の話、
スピンドルを購入して整備し、旅をした記録をネットに掲載していたのだが、
これらを順番にブログに転載していこうと思う。
 
淡路島一周ではフレーム破断という廃車決定の損傷を受けたが、これで終わっては面白くない。素人溶接をぶちかまして修理していくことにした。
元ページ
2010年5月ごろの記事だと思われる。

戦傷治療と大改修


フレーム修理
 
淡路島一周は達成したものの、松風号はフレームが折れてしまいこのまま長距離ツーリングを続けるのは不可能となってしまった。エンジンは健在であり、修理することにする

応急処置のために巻きつけた針金が痛々しい、これで数十キロを走りぬいたのだから大したものだ

針金をはずしていくと損傷部があらわとなった。ぽっきり破断というわけではなく、上部はまだ折れておらず下部のみの亀裂、屈曲である。
今後も積載重量がかかってくる要所だけに、しっかりとした修理が必要である。
以前、バイクスタンドを自作したときに使用したこんなものが家にあるのでこれで直そう。

なんと家庭用溶接機。溶接が一般家庭で行われるなどとは想像付かないが、これはれっきとした「家庭用」溶接機なのだ。なんと普通の100Vコンセントで溶接機が動く。すげえ。
この溶接機にも感心するが、これを作って発売したスズキッドなる会社に感動である。売れているのだろうか?ちなみに私の知り合いには一人も所有している者はいない。
「この一台であなたのDIYシーンに新しいスパークを!」
笑っちゃうね。

この溶接機、使える溶接棒はめっちゃ細くて頼りなく、すぐに被溶接材にくっついてしまうので綺麗にスパークさせるのが非常に困難な道具である。
自分はこの溶接機しか使ったことがないのでなんともいえないが、ネット上では「素人には使いこなすのが難しい素人用溶接機」といった評価である。
まあ本格的な溶接機など家庭用電源では使えないので仕方がないのだが。で…チャッチャと塗装をはがして溶接に入る。

バババッ ズババっ
家のベランダで溶接する。妻の視線が痛い…、綺麗にスパークしているトコロの写真がどうしてもほしかったので撮影までさせ、さらにこの後ベランダの床がこげているのが発覚!なんちゅう旦那や。妻絶句。

素人溶接だけでは心もとないので補強に鉄材を添えることにする。輪行も視野に入れているのでなるべく重量は増やしたくないのだが、再破断だけは避けたいので念を入れた修理とした。
鉄材をサンダーでぶった切り、ボルト止めしてから溶接する

最終完成形。素人溶接なので強度も弱かろうと、だいぶ肉盛りして溶接した。綺麗なビートを作るなんて事は考えていません。
ご覧のように右側のフレームもいずれ破断するかもしれないので鉄材補強を入れておいた。
この後、青ペンキで色を塗りなおして終了。フレーム直ったぞ。

後輪ハブ

浜名湖戦役のときに外れて脱落した後輪のハブ部分だが、今回も緩んでいた。

小さな丸の凹みが二つあって、小さな傷の部分に合っていたのだが、走行中に右回りに緩んでいる(角度として約20°)。まだ硬いため増し締めすることができなかったので、現在の位置に新たに傷つけ、これ以上の緩みがないように監視することにした。
緩み防止方法としては動かないように溶接することも考えたが、デリケートな可動部分なのでなるべくなら溶接したくない。中のベアリングが熔解したりしたら大変だ。
 
マフラー

見てもらえばわかるように、松風のマフラーはバイク用のような形をしている、これは車体の後方・左方に飛び出していて非常に邪魔で仕方がないのだ
後輪のアクスルシャフト・ブレーキに近くて整備しずらくなっているし、輪行時にも邪魔なっているのだ
で、このエンジンが刈り払い機用エンジンだったときのボックス型マフラーを購入することにした

この箱型マフラーなら外に大きく飛び出ることはないでしょう。

エンジンから既存のマフラーをはずしてみる、なんとエンジンの出口は四角の孔であるのに対し、マフラーは丸い孔。これって排気効率悪いんじゃないの?
もしかしたら2st特有の排気吹き返しによる吸気安定化効果を狙ったものかもしれないが、それは過剰評価だろうなあ。
ボックスマフラーはもちろん四角い孔でサイズもぴったりである。

ほうらこれでエンジンカバー内にマフラーが収まった。コンパクトにまとまり、しかも走行性能はまったく変わらなかった。

エンジン換装

ついにこの領域に足を踏み入れてしまうことになる…
本来ならボックスマフラーで一度ツーリングに出かけるべきだったのだが、なかなか出かける暇がなく、ボックスマフラーを本格使用する前にエンジン換装に挑戦することとなってしまった。我慢が足りない自分だ。

購入時、このバイクには写真のような43cc 2ストロークエンジンが搭載されている。
これは農耕用エンジンメーカーの三菱メイキ製のTL43というエンジンを韓国?中国?いずれかの国でパクリコピーされたエンジンである。たぶんメーカー名としてはTIGINICS。
このエンジン、かかりは悪いし燃費も悪く、さらに騒音と振動がハンパない。混合ガスを作らなくてはならないのも煩雑で正直辟易していた。
なにか代わりのエンジンはないものか?

コピー元である三菱メイキ製のエンジンに乗せかえればどうか…?
世界に冠たる日本製である。性能はもっとよいだろう。さらに三菱メイキエンジンといえば43ccのTL43と52ccのTL52がまったく同じサイズなので、52ccエンジンへの換装も可能ではないかと思われた(この場合は原付二種に登録変更ですね)。
しかし、同じ2ストロークエンジンに載せかえるのも芸がない。今や時代はエコであり、飽くなき環境破壊エンジンである2ストロークなど時代遅れ。4ストロークエンジンへの乗せ換え野望が心の奥底でくすぶっていた。

乗せ変えに先立ち、エンジンの回転方向について考えた。松風号をよく観察すると

これって、駆動軸側からみて右回りだってわかります?こちら側から見て、エンジンのドライブスプロケットは右に回るようになっているのです。
これってナノデス。
エンジンにある程度造詣がある人でないとわからないと思うが、エンジンの回転方向は「駆動軸側から見て左回り」というのがほとんどで、これを「正回転」という。
希少な例として昔のホンダエンジンはエンジン付き自転車から発祥した会社という歴史から右回り(逆回転)の時期もあったが、現在ではどのメーカーのエンジンも左回転(正回転)…のはず…である。
三菱メイキにも問い合わせたが、もちろんTL43も正回転だ。
ではなぜ、そのコピーエンジンが逆回転なんだ????
2ストロークエンジンなので、点火時期調整とスターターの回転方向を変えれば(理論的には)逆回転エンジンに改造は可能であるが、わざわざ逆回転にコピーするなんて話はおかしすぎる。
悩みに悩みまくっていたが、実はこれギアボックスで逆回転になっているだけで

エンジンはずしてギアボックスを取り外すと、このエンジンも正回転!!だったのだ。簡単なことだとお思いだろうが、この回転問題で一ヶ月以上もいろいろ調べ、考えていたので、解決したときには、ああそうか!これならエンジン乗せ替えができる!と感動した。もし逆回転なら、新しい正回転エンジンは車体の右側に乗せ換えなくてはならなくなるのでフレームの作りかえとかなんとか…なんせ大変なのだ。

エンジンの選択であるが、これは迷うことはない。以前から気になっていたホンダの汎用エンジンGXシリーズで決まりである。GX25は世界最小・最軽量4ストロークエンジンと謳っていて輪行を視野に入れている関係上、「最軽量」は見逃せない特性なのである。
ネット上で調べ上げたところ、どうもGX25の回転部分のサイズは小さく、松風のギアボックスは装着不能のようであった、試行錯誤して取り付けることも考えたが、ワンサイズ大きいホンダGX35はサイズ的にギアボックスが装着できそうであった。
早速購入する。

右がTIGINICS 43cc 2stエンジン。左がホンダGX35 35cc 4stエンジンである。
エンジン下部のタンクがあるのでGX35が非常に大きく見えるが、タンクを取ればそんなにかわらない、少し大きいくらい。重量はいずれも3.8kg。4stエンジンなのだからバルブもあればカム、タイミングチェーンもある。部品点数は増えるのにもかかわらず、3.8kgという軽量。すばらしい。やるなホンダ。さすが世界に羽ばたくホンダウイングじゃ。
部品一つ一つの作りも綺麗でしっかりしていて、見とれる芸術品である。

ウチの玄関に飾ってみる。ううーんこの機能美に満ち満ちたエンジン。しばらく飾っておきたかったが妻の反対に遭いあえなく撤去。
さて気を取り直して積み換えましょうか。


積み換えにはちょっとした工夫が必要だが、基本的にはポン付けといえる程度の労力で可能であった。キルスイッチ用端子の作り変え、アクセルワイヤーの取り回しの工夫、位のものである。
ガソリンタンクについては、いままでの金属製5リッタータンクは重く、フレームに負担をかけるのは避けたかったこと。また4ストロークエンジンとなり、排気量が低下、日本製であることから燃費が格段によくなっているという予想から小さいタンクに変更することにした。
GX35のタンクは0.65リッターで少なすぎるのでTIGINICSエンジンのプラスチックタンク(0.95リッター)のものをフロアボードに装着することにした。

フロアボードに置くことによって給油口が最上部に位置することになり、950mlの給油が可能になった。

完成。4ストローク35ccホンダGX35エンジン搭載。「ニュー松風スーパーフォア!」

エンジン換装インプレッション

ガソリンを満タンにして近所周り、神戸周辺で走行テストを行ったところ、超のつく快調であった。

1、まず騒音・振動が激減した。振動が減ったことで各部のボルトの緩みも減るだろう。運転も楽になった。高回転で回すため、通常市販バイクと比べるとうるさいのには違いないが、TIGINICSエンジンと比べると雲泥の差。快適になった。

2、4ストロークらしく粘り強い走りをみせ、エンジンが温まると通常平地走行で35km/hクルーズが可能となる。なんのストレスもなく35km/hまで加速し、安定して走る。TIGINICSエンジンでは28km/hだったので、パワーもあがっているようだ。TIGINICSエンジンでは時折、Bダッシュと命名した高速走行モードになり平地40km/hも可能であったが、GX35はそのような速度変化はなかった。GX35の最高速度は下りで43km/hであった。

3、エンジンの始動がめちゃめちゃ楽になった、同じ紐引き始動なのだが、紐の全長を使わず少しの引きで、チョークを引かずとも簡単に始動する、しかも軽い!なので信号待ちでエンジン停止することも、下りでエンジン停止して自然落下することも億劫ではなくなった。またエンジン停止しても燃料送流チューブ内のガソリンの逆流は起こらず、わざわざ送流ボタンを押してからでないと始動しなかったTIGINICSエンジンに比べ始動手順が非常に楽になった。

4、混合ガソリンを作る手間が省けた。4ストロークエンジンなのでオイルを混合しなくてよい。これは燃料を作成する手間という問題解消とともに、ツーリング時にオイルを持参しなくていいというメリットも得られた。

5、燃費がよくなった。0.95リッタータンクで42kmも走ったのだ!計算すると燃費は44km/l 。TIGINICSエンジンでは燃費18km/lだったのだから、2.4倍も走る。満タンで42kmも走るのなら携行ガソリン缶もいらないだろう。タンクが小さくなり積載重量も減る。うれしい。

以上のメリットから車両重量はほぼ変わらないものの、携行オイル200mlと金属ガソリンタンク満タン5000mlの都合5.2kgがプラスチックタンク満タン950mlの約0.95kgへ、4.7kgの積載重量の減量が得られることになった。

走行後、オイル交換を行った。オイル補充がいらない4ストロークエンジンだが、交換は必要。まずドレンボルトを探すが、そんなものはなかった、どの方向にも傾けられる軽量エンジンなので、オイルの排出は補充口から行うのだ。

オイルは約100mlなので交換も非常にリーゾナブル。
次のツーリングは楽になりそうだ。

背景が新居になっているので結婚後ですが、
この新婚状態でベランダで溶接して床を焦がすわ、玄関にエンジンを飾ろうとするわ、やりたい放題やってますな。わし。
 

 

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Author:はちまる隊長
バイクあそびの達人(自称)
CCJの大将してます
http://suzuki-choinori.com/index.html

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