チョイノリ エンジン組み方⑥駆動系内部
それではCVTケースの中身を組んでいきます
まずはプーリー
これらのパーツを組みます
赤丸のようにウェイトローラーに薄くグリスを塗ってムーバブルドライブフェイスの溝に入れます
黄色丸のように樹脂プレートをムーバブルドライブプレートに嵌めます
フェイスにプレートをかぶせて完成。
これ全体でプーリーと呼称します。
前期型ではこの上からカバー(ストッパー)が装着されて、3か所のネジ穴にボルトで留めるようになっていますが、なくても問題ないばかりか、幾分スピードアップするとのことで、はちまるは取りつけていません。
後期型では初めからカバーは付いていません。
赤丸のようにスペーサをプーリーに挿入して、全体をクランク軸に挿入します
スムーズに回るか確認。またフェイスにグリスやオイルが付いていないか確認。付いていれば脱脂を
次に、クラッチとフィクストドライブフェイスを取りつけていきます
クラッチ自体の分解と組み立ては別記事参照
クラッチにVベルトを装着してファイナルギアのカウンターシャフトに挿入します。
Vベルトの矢印は回転方向を表していますので、写真のように合わせます。
クラッチハウジングをかぶせて14mmのナットを取りつけます。
この時、クラッチハウジングの回り止めにユニバーサルホルダで固定して締めます。
ここの締め付けトルクはなんと50Nmです。しっかり締めましょう
次にフィクストドライブフェイスを取りつけます。
クランク軸に、パーツ並べ写真の順番通り
フェイス・ワッシャ大・ライトキックスタータ・ウェーブワッシャ・ナット の順番に組んでいきます
ウェーブワッシャは写真のように、わかりにくいかもしれませんが湾曲があります。
中央盛り上がりを外側ナットに、周辺盛り上がりをライトキックスタータの方にするのが正しい方向です。
こんな感じです
④フェイス
⑤ワッシャ大
⑥ライトキックスタータ
⑦ウェーブワッシャ
(2015.04.22追記 セル付車両では④フェイスが周囲ギザギザのギアになっていて厚く、⑤ワッシャ大が省略されてありません。)