バルブすり合わせ

チョイノリは燃焼室にカーボンが多い車両も見受けられ、そんなカーボンがはがれてバルブに噛みこんだりしていないか、また傷がついてしまって圧縮漏れを起こしているようならバルブシートのすり合わせが必要になる。

うちのチョイノリエンジンは特に問題はなさそうだったけれど、分解したこの機会に擦り合わせしてみた。

 

はちまるはバルブのすり合わせなどしたことがなく、道具も持っていないので、この機会に工具屋でバルブすり合わせに必要な物品を購入してきた。

必要なのは　タコ棒　バルブコンパウンド。

本来ならコウメイタンという色素も購入したほうがいいみたいだけれど、すり合わせの確認はガソリン滴下法で調べることにしたので、買ったのは2点のみ。

タコ棒というのは吸盤の付いた棒で、これにバルブを吸いつかせて棒を持って擦るのだが、買ってきたタコ棒、チョイノリのバルブが小さすぎてくっつけることができなかった

ネット上でもっと小さいタコ棒がないかどうか探してみたのだが、どれも同じサイズで、これ以上小さいものはなさそう。

しかたなくガムテープを駆使して、とりあえずタコ棒にバルブがくっつくようにしてみた。

なんだよ、これだったらただの棒でいいじゃないか…買うんじゃなかったタコ棒（200円）

これでバルブとヘッドの接触面にコンパウンド細目を塗ってカツンカツン擦り合わせしてみる。

擦り合わせの方法はyou tubeにたくさん動画があるので、それをみて真似てみた。

吸気バルブを擦り合わせした写真です。

排気バルブと比べたら一目瞭然、カーボンがはがれて綺麗な銀色が出ています。

吸気バルブはまだ比較的大きいので、ガムテープ貼り付け方法でもなんとかできたのだが、排気側はバルブが小さく難しい、どうしようか

そうか、バルブの上側を持ってまわしゃあいいか…

それなら

いっそ電動で…

ブイーーン　ブイーーン

排気側も擦り合わせ完了。

手でするより何倍も手軽で強力でした。

 

もう一個のヘッドも試してみます

擦り合わせ前

擦り合わせ後

さすが電動工具、早くて楽だ。

擦り合わせ後のバルブが密閉できているかどうかの確認には、本来コウメイタンを使用するみたいですが、はちまるはガソリンを写真のように「燃焼室に垂らして、吸排気ポートから漏れてこないか」　で確認しました。

この方法では、小さな隙間が確認できないので

逆に吸排気口にガソリンを垂らしてバルブ周辺に滲んでこないか見るほうがより正確な気がします

漏れませんでした。

無事に擦り合わせ完了です。