チョイノリのエンジン降ろし方(吸排気温存法)
さて、金属カムを手に入れたことですし、エンジンを降ろすことにしました。
樹脂製カムとの違いや耐久性をレポートするためにも、いつも使用している巡航チョイノリに組み込むことにしました。
今回、エンジンを降ろすにあたって、エアクリ・キャブ・マフラーをエンジンと一体のままで降ろす方法を解説します。
というのも、マフラー取付部とインマニ取付部のボルトが錆びやすく、そして無理をすると折れやすいため
これらのパーツを外さずにカム交換ができれば、その方が安全だからです。
参考にしてください。
まずはフロアボードを外しましょう 4か所の10mmボルトと2か所のネジを緩めて外します。
エンジンが見えましたね
さすれば エンジンのフロント側をジャッキなどで支えて、車体から外れても自立するように固定し、
まずはエンジン右側から外していきましょう。
1、エンジンをフレームに固定している2本の12mmボルト・ナットを外します
2、チェーンを外してしまいます
3、マフラー取付ボルト10mm を外します。
はい、外れました。
うちの巡航チョイノリはオイルフィラーキャップにオイルテンプセンサーを仕込んでいるので
配線を外していますが、これは皆さんのチョイノリにはありません。
スプロケ、でかいでしょ、これ13Tです。
次はエンジン上側に行きましょう。
1、各種カプラー・ギボシを外します 写真の4か所を外せばオッケーです
2、キャブレタートップをプラスねじ2か所緩めて外します
3、(後期型のみ)負圧コックの負圧取り出しホースを外します
4、タンクコックをOFFにして(後期型なら負圧コックなのでONのままで大丈夫)フューエルチューブを抜きます
5、プラグキャップをプラグから抜き取ります
6、配線まとめロック帯を外します
はい、外れました。
この写真ではブローバイホースまで外してしまっていますが
これは外さなくてもオッケーです。
最後に車体左側です。
1、エンジン固定12mmボルトを3か所外します。一番リア側のみ長めのボルトなので再装着時に注意を
2、2本のアース線が共締めされている10mmボルトを緩めて、アース線を外します
3、キャブレターはエンジンと一体なのでドレンホースは外す必要ないです。