吸気系を後期型に換える方法
吸気系(エアクリーナー~キャブレター)は前期と後期で違いがあります。
詳細はKSK@ばすさんのブログに詳細な記載がありますので参考にリンクを…
はちまるの所有する巡航チョイノリ(13T-25T)は1号も2号も後期型キャブに換えてあるのだが、
林道機(11T-36T)は1号も2号も前期型キャブだ。
これらの機体で前後期での違いと性能差を見てみた。
まずエアクリーナーだが、
ブローバイガスがエアクリ内に入る経路(赤丸の部分)が前期型では直接穴が開いているだけだが、後期型ではオイルを含んだブローバイガスが噴射してこないように楯のように前室が設けられているようだ。
あと、黄色丸のように後期型の方が吸入口が大きくなっている
吸入口のエアクリ内開口部も比較してみると一目瞭然、後期型の方が太い。
後期型の方が吸気抵抗が少ないということがわかる。
黄色丸はエアクリ前後パーツを嵌めこんで留める部分。これは後期型にしかない。
それ以外の金網・フィルター・フィルター押さえには違いはなさそうです。
前期クリーナアッシ エア 13700-22G00 1500円
後期クリーナアッシ エア 13700-22G10 1350円
おっ後期の方が安いね。
次にキャブレター。
中身のパーツに違いがあります。
キャブレターはほとんど前後期で同じパーツが使われていますが
メインジェットとニードル・クリップ の3点が違います
前期メインジェット#45 09491-45002 420円
後期メインジェット#58.8 09491-58008 450円
前期ニードル ジェット 13383-11B00 710円
後期ニードル ジェット 13383-22G10 640円
前期クリップ ニードル 13384-12110
なんとこのパーツは品番変更になっていて後期型クリップのナンバーに統一されていました。
なのでクリップは前後期で同じものでよいようです。
後期クリップ ニードル 13394-40D00 120円
後期クリップ ニードル 13394-40D00 120円
赤が前期型 黄色が後期型になりますが
メインジェットが前期#45→後期#58.8になり穴が大きくなり、それに合わせてジェットニードルが太く短くなっています。
吸入エア増量に対してガソリン吸い出し量も増量されているようです。
後期型ではエア量が増え、燃料も増えている。
これは、より速い混合気要求(高回転)に対応できるようにしてあるのか?
KSK@ばすさんの考察では後期型に追加された負圧コックへの負圧要求を満たすための処置という説も出ています。
さて、この後期型吸入系の走行性能に及ぼす影響ですが…
11T-36T林道機も、13T-25T巡航機も、
どちらも前期後期の吸入系を付けて比較しましたが、最高速に全然変化ありませんでした。
これは負圧コックのアルナシでも変化ありません。。。
まったく面白くもない結果で申し訳ない。
ちなみに4枚目写真にある青丸に囲まれた、「にしさん」にいただいた#60のジェットも試してみましたけど変化ありませんでした。
たかだか2台のチョイノリでの結果でしかないので、はちまるの検証がすべてではありません
前後期、どちらも試された方がおられましたら、皆さんの印象をコメントいただけたら幸いです。