鉄製エンジンガード板作成。
チョイノリ林道チャレンジに使用したSL230用エンジンガードですが、旅の度にボッコボコのグッシャグシャになってしまい、、ああ、、、できたら新しいものに換えたいと思う。
でも新品で1万円以上する品だし、ヤフオクでも出品が少なくなかなか手に入らない。
ということで、自分で作れないかと、なるだけ形状を似せた自作エンジンガード板を作ってみることにした。
買ってきたのは鉄板。
ホームセンター職員は鉄パイプやら鉄骨、鉄板を買っていくはちまるを現場の労働者だと思っているのだろうなあ。
アルミの板なんて売っていなかったのだけれど、鉄板より高いのは目に見えているし、
せっかく作るなら、溶接という貼りつけ作業が可能なテツにしといた。しかし重いわ、これ。。。
(ちなみに、この鉄板 380円だった。)
アルミが軽金属といわれるのがよくわかるよ。
サイズは300mm×450mm×1.6mm
厚さ1.6mmって溶接できるだろうか…
防御力強化のためには厚いものがよかったのだが、なにせ重くなるし加工も大変になる。
ここらへん、戦車の防御装甲のジレンマといっしょだ(レベルが違うが)。
厚さ1mmなら、確実に溶けて穴が開くので無理。3mmなら大丈夫。その間の1.6mmなので、可能かどうか未知数。
ヘボくてすまん。 本職じゃないから、素人だから、しゃあないのだ。
本来は鉄棒を曲げるベンダーだが、左右で同程度、ゆっくり曲げていけば、鉄板も何とか曲げられる。
微調整しながらSL230エンジンガードの弯曲を再現していく。
こんなの工場では金型に板を合わせて一発プレスでガッチャンと1秒でできちゃうんじゃないかな。
左右も内側に弯曲させるように曲げていく。
適当に周りを切っていって形を合わせていく。
強度を上げるためにも辺縁を上に曲げたいところだが、めんどくさいなあ。
ってかまともな万力さえないウチではこれ以上の加工は無理か…
もう少し形成して出来上がりにする予定。
ガードは一回の林道走行でボコボコになるので、半消耗品 と考えている。
アルミに比べたら若干なりとも強度が出て耐えるかもしれないけど
位置が位置だけに錆びていくだろうし、丁寧にきれいに作るより簡単に作って気軽に廃棄(金属ゴミにリサイクル)できるパーツを目指そう。
さて現在…
チョイノリストのKSK@ばすさんが、溶接技術のないチョイノリストでも気軽に装着できる「ボルトオン☆エンジンガード」の製作を進めておられます。
(はちまる☆エンジンガードはフレームに溶接するので万人が使用するというのは無理なのだ)
実現すればチョイノリ林道チャレンジをたくさんの人に楽しんでもらえる快挙であり、全力で応援したい。
記事が進むにつれてはちまるのコメントでの食いつきぶりが尋常じゃなくなってきていて、意気込みが伝わってるのではないでしょうか(^^)
いや~いままで林道仕様の改装について、ここまで深くお話しできた人がいなくてね、
いろいろ悩ましいんですよ、この改装は。
ほんとやってみないと分からないことがたくさんあって、記事に共感し、
「そう、そこそこ、そうなんだよね~こまっちゃうよね~」と、
微力ながら経験を含めてアドバイスさせてもらっています。
いままで単独で試行錯誤してきた自分からすれば、改装の工夫について議論することが非常にうれしい。
そうですね、たとえばマサイの村に単身ホームステイしているときに日本人に出会った感覚といいましょうか
(ちょっとちがうか…)。
そんなKSKさんから当方のエンジンガードの左右正面視画のオファーがあったので掲載しておきます。
まず車体左側、
もともとはもっとふくらみを持った形だったんですが、前からの衝撃で凹んでしまっています。
いびつに歪んで、「戦後」って感じですね。
もともとは赤線のラインにエンジンガードがあったのです。
このふくらみのおかげで、黄色丸部分のエキゾースト配管が内部に収まる空間を生んでいる感じです。
だいぶ凹んできましたが、まだなんとか配管はガードに接触していません。
この凹みに全力で抵抗するために赤矢印に沿ったステーを増設しています。
それでも周りから凹んできますが…
逆側、車体右側です。
こちらはマフラーが出てくる方向なのですが、このマフラーを出す空間をいかに担保しながらエンジンガードとガードを支えるステーを配置できるかがミソになります。
こちらは比較的エンジンガードの盛り上がりが保たれています。
これはガードの辺縁部が縦方向に折り曲げられていることで強度が出ているためだと思われます。
赤丸が前後のステーです。その間の黄色丸の空間にパイピングするわけです。
画像ははちまる水道管マフラーですが、メキシカンマフラーはもう少し上に配管されています。
KSKガードがどのような作品になるか楽しみです
チョイノリ林道走行が一般化して、剣山林道ラリーが開催できたら面白いだろうなあ。