タンクキャップの隙間対策

ガソリンの一滴は血の一滴である。
 
剣山林道は全長90km
チョイノリのタンクは3L
悪路燃費は30km/L程度(不完全な燃費計測による値で信頼性低い)
 
ガソリンはギリギリなのだ。予備ガソリンとしてペットボトルガソリンは携行するのだが、
林道では不意の通行止めなどで迂回が必要になることもあるので、ガソリンは少しでも節約したい。
そんな中、2013剣山林道走破作戦では、悪路で車体が揺れてキャップ周囲からガソリンが漏れているという許されざる事態が発生していた。
これは何とかしたいところ。
 
キャップの構造を調べてみると、タンク内圧を逃がす経路はキャップ内に確保されているようなので
このガソリン漏れ隙間はしっかり閉じても構わないはず。

キャップを分解する。
真ん中下の金属に装着されたワッカゴムがキャップとタンクの間に介在するゴムだ。
このゴムがへたったのかと考えて、新しいものに変えることにした。

ゴムの厚さは2.65mm

ホームセンターで厚さ3mmのゴムを買ってきて、同じような形に形成して装着してみた。
しかし…

装着して車体をシェイクしてみると、あらあら漏れるじゃん
全然だめじゃん。
もうすこしゴムを厚くしないといけないなあ。。
新たに何種類か厚みのちがうゴムを買おうかと思っていた矢先、チョイノリストのkoroさんから目の覚めるような指摘が。

上から4個目の写真真ん中のパーツ(注記:ワッカゴムのこと)。ゴム部分と金属部が分解出来ますよね。そのゴム部分を同じ形に切ったゴム板に替えてみたんですがやっぱりキャップのユルユルは解消されず。
このゴムを厚くしても、一番上の写真でわかるように、ロックされる爪とゴムの距離は変わりません、『合16B』って書かれてるプラ部品で押さえこむ構造なので。
だからゴムを厚くしても無駄かなと、やるんなら微妙に内側に反った形状にするしか無いなと思いました。
 
http://blogs.yahoo.co.jp/hachimaru93/10666842.html(この記事のコメント欄で指摘)

おおーなるほど ありがとうkoroさん、目が覚めました。
ってか 俺バカ。分解しといて構造わかっとらんじゃん、不覚じゃ。
図で説明しよう。

まず、これが現在の状況。
赤丸の部分に隙間ができているのでキャップが上下に揺れ、隙間が空いてガソリンが漏れるのだ。
この赤矢印の距離を縮めんといかん。
で、はちまるがやったのは茶色いゴムを厚くすること…

でーーん
意味なし!!意味ナッシン!!
この茶色で表しているゴムは黒い樹脂部品と薄黄色キャップの間に挟まれるもの。
なので赤矢印の距離は全く変わらないのだ~ あほだー まぬけだー。
 
ということで、新たに対策を考えたぞ。

これでよくね。
つまりワッカゴムの下に黒樹脂キャップにかぶせる形でなにか入れるのだ。
 
さっそくしてみた。

厚さ3mmのゴムではキャップが閉まらなかったので、ウチに転がっていた2.7mmのスポンジっぽい素材。
圧縮で容易に縮こまる素材にした。

適当に切って

装着。
キャップを分解することなく嵌めこむだけでいいのだから、まったく今まで何やってたんだか…

結果、大成功でした。
閉めるときは、うえから押さえつける感じでガチン!と強固に閉まりますし、
閉まった後は、車体をどんなにシェイクしようがガソリン漏れない!
えらい寄り道しましたが、これで上からのガソリン消費は対策完了っと(^^)
koroさんから、この素材のヘタリの指摘がアリ、
漏れ対策スポンジは普段は外しておいて林道走行時のみの装着とすることにしました。
 
次はキャブのドレンチューブからのガソリン漏れを評価しなきゃね~
(林道悪路で走行中にオーバーフローが起こっている可能性があるため)
 
2013.11.15追記
林道悪路では効果絶大ですが、舗装路では密閉がきつくガソリンが落ちなくなってガス欠症状を呈することがあります。このパッキンは悪路走行の時くらいにしておきましょう。

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No title

>ザッキー1400ccさん
また詳細決まり次第、記事にしますね
聖地巡礼旅の実際は、何日にもわたる一人旅で
チョイノリストが集結するのはほんの2時間ほどというもので
積極的にお誘いするのも若干気が引けますが…
是非よろしくお願いします!(^^)

No title

>日程合うようでしたら、よろしくおねがいします
教祖さま、何をおっしゃいますかっ!
合わせますよっ!
仕事やめてでも(これはウソ(^_^;))参加しますよっ!!!

No title

>ザッキー1400ccさん
そうですね、その時期になってきました。
休暇申請に時間のかかる方もおられるでしょうし、もうそろそろ日程発表しなきゃならんです。
自分の走行過程を考えると2.5日の休暇が必要なので、月曜日が祝日でないといけません。
そこから9月21/22/23日
聖地集結は22日の昼という考えでいます。
ただ、これから常連さんたちにお伺いを立てて、もしかしたら変更あるかもしれませんので、正式な発表あるまでは参考日程であると認識ください。
ぜひお会いしたいものです。日程合うようでしたら、よろしくおねがいします
(^^)

No title

チョイノリ真理教、はちまる教祖さま
いつもながらの活発な布教活動、見習いたいと思います。
投稿記事から話題は外れますが、今年の聖地巡礼はいつ頃になりましょうか?
今年も前半が終了、残すところあと半年となりました。
ブログの方は忙しくて更新ままなりませんが、行きつけショップのHP内のつぶやきは一生賢命更新しております。
7月は…
7/6~7 関東二輪協会主催のモトパラダイス2013
7/13 7/21日帰りツーリングの下見ツーリング
7/14 8/46時間耐久レースの練習走行(胎内のスピードパーク新潟)
7/21 ショップの日帰りツーリング
8/3~4 6時間耐久ミニバイクレース参戦(仙台ハイランドレースウェイ)
と、遊びまくり状態です。
今年はぜひ聖地巡礼に参加したいのでスケジュールが決まり次第連絡お願いします。

No title

>V70Rさん
エア抜き穴はタンクキャップに迷路のように内蔵されています。
黒い樹脂の底に小さな穴があって、それが最終的にはキー穴に抜けているものと思います。
この密閉部分とは独立していて、今回の方法を採用しても圧逃がし機構は問題ないと考えています。
ウチもアルファードでトランスポートすると、室内にガソリン臭が充満していました。
これで少し改善するかもしれません。

No title

>fastさん
あの人が製品化成功すれば、量産型林道局地戦闘機が確立しますね。
剣山ラリーも現実味を帯びてきた…
なわきゃない。

No title

>K原さん
もちろんガソリンキャッチタンクを考えています。
ただ、キャブより低位置、それでいてエンジンガードより高位置という限られた区間に配置するのに困難を極めております ハイ。
とりあえず、漏れの量を計測するために、仮設でもキャッチタンク増設しようと画策中。

No title

>KSK@ばすさん
この素材、何のために買ったのか、どこで買ったのか不明のストック素材です。
溶けなきゃいいけど…若干不安。

No title

>黙れ糞坊主 リョウキチ
リョウキチ林道局戦はこっちにあるから、対策は全部しとくよ。
来年、また身一つで来てもろうてヨシ。
うんこ付携帯よろしこ

No title

ミニバン積載でも結構漏ているので、トランポの時にも役にたちそうですね

ちなみに、これで気密性が高まる事によって、タンク内のエアの抜け具合が変化しますか?

変化があればリザーブの量やセッティングが変わってくると思いますが?

No title

普段悪路を走ることがないんですが、無意味に「なるほど~!」な感じです
今度はやはりオフか~^ ^
もう一人のあの人が量産化するの楽しみです^ ^

No title

悪路走行時にキャブからのオーバーフローは
ある程度許容しないと油面が安定しないので
お漏らししながら走るのが正解!
過激な振動&ウイリー&ジャンプ!な走り方だと
キャッチタンクが良いかと♪

No title

あぁ…やっと理解できた~
スポンジみたいなやつの耐ガソリン性能も評価お願いします(^-^)/

No title

!!!!
このネタ頂きました!!!
真似させて下さいな^^;

No title

>koroさん
まさにその通り!!
分かってらっしゃる!
荷物の積載許容量いっぱいに酒を積むがためのガソリン節約です
(^^)

No title

おぉ、簡単で単純ですがコレが一番効きますよね。
これで、溢れる予定のガソリン分だけ、ビールを追加積載できますね!(笑
プロフィール

はちまる隊長

Author:はちまる隊長
バイクあそびの達人(自称)
CCJの大将してます
http://suzuki-choinori.com/index.html

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