タンクのさび取り
以前タンクさび取りにサンポールはいかが?って記事を書いた
この時はぶった切ったさびタンクを実験台にしたのだけれど、今回は切っていないタンクで挑戦する。
検体はたまご号のさびタンク
相手として不足なし。
さびちゃんこだ。
まんべんなく全方位さびさび。
幸いにも穴が開くほどのさびではなく、表面だけのようだ。
錆び破片がザラザラ出てくる状況。さすがにこのままでは使えません
早速サンポール現液を投入。
500mlが180円くらいだから6本3L/1080円という安さ。
しかもこのサンポールは今までに2本のさびマフラーのさびを取ってきたヤツ。残しておいたものを再利用した。
やってみて気づいたのだが、コックの穴をテープでふさいで、写真のようにサンポールを入れると
タンクの上面までサンポールが付着しない。
一晩おいて底はきれいになったのだが、天井が錆びたままだったのでタンクキャップ口をテーピングして
上下逆でやり直した。
この方がタンク全体にまんべんなくサンポールが付着する。
一晩おいた後に洗浄。
サンポールを排出しますと(はちまるはさらに再利用するため保管しました。貧乏性!!)
水やり用シャワーの切り替えをストレートジェットにして勢いのある水でタンク内部をバババッと洗うと水圧でさらに内部のさびが面白いように飛んでいきます。(サンポールの界面活性剤の影響か洗剤で洗ったかのように泡だらけになります。この泡がさらに汚れを取る効果を上げているように思います。)
洗い終わった後はタオルで拭き、小さめに切ったウエスをタンク内部に入れて長い棒で中を拭き拭きして
こんな感じです。だいぶとれました。
こすりもせずにここまで取れるのはさすが塩酸液ですね。
ここで乾かそうとおもってドライヤーなどするとみるみる錆びてきますのでしないように。
鉄+水+熱=さび みたいなもんです。
変色が残るのと、
コック取り付け部分などの凹凸が多いところではどうしてもさびが少々残りますが、
これくらいは許容範囲と思うことにする。
(はなさかGとかのタンクさび取り液でもこれくらいのさびは残ります。)
タンク内部の防錆処置も取れてしまって、このままにしておくといずれ錆びてしまうので脱水処理。
いろいろ考えたのですが、今回はまずCRCを中に噴いて内部に浸透させてからウエスでふき取り、
そのあとに4stオイルにガソリンを少量混ぜたものを入れて振り、まんべんなく洗浄。
排出後すぐにガソリンを投入しました。
(これでいいかどうか…知りません。タンクライナー!?そんな高いもの買えません!)
ガソリンを入れて数日たっておりますが、まだ内部に錆び破片は見られず、さびの新たな発生もありません。
このままチョイノリタンクとして使い続けたら、内部のガソリンがタンク内面に飛散付着してさびが防止できるのでは…!?
もしくは表面の防錆層が少し残っているのかも…なんて希望的観測。
これから長期使用してみて使えるかどうか検証してみます。
綺麗好きのヒトには素直に新品タンク購入をお勧めしますが、モノは試しに1000円くらいでできるタンク再生も面白いですよ。(サンポールは反復使用できますしね。)