燃料フィルター を装備

古いバイクをレストアしていると何度か経験する「タンク錆びのキャブ詰まり現象」。
根本修理としてタンクのさびを除去するのはもちろんだが、さび除去後にどれだけ一生懸命洗浄しても
隅っこに残った小さな錆が、ある期間を置いてから剥離してきてガソリン流路を詰まらせることがある。
タンクコックのフィルターがしっかりしていれば良いのだが、ここを通過されてしまうとキャブまで流れてきてジェットに詰まってしまうのだ。
 
巷にはガソリン流路に割り込ませる燃料フィルターが売っているのだが、
よく見て選ばないとけない。
というのも…
 
一般的な燃料フィルターは経路に網や濾紙などで異物をシャットアウトする機構なのだが、
シャットアウトされた異物がその後どうなるのかよく考えてみると、大部分のフィルターではフィルター上にトラップされたまま放置するしかない形状になっていて、しかも分解できないために除去できず。
その後もガソリンがフィルターを通過し続けることで異物がより細かくなって、いずれは通過してしまうのだ。
少しでも錆が入ったらフィルターを変える…だなんてコストパフォーマンスが悪すぎる。
 
ということでフィルターに求める機能として
1、トラップされた錆がフィルターに接触し続けることなく、異物溜まりに落ちるような形状。
2、分解して溜まった錆を取り除ける機能。
この二つが必須と考えて選択した。

買ったのはキジマの製品。
一番小さいヤツを買ったのだが、それでもチョイノリの燃料チューブ内径から言うと太くて大きい。

金属部分とガラス部分に分かれていて、内部に網フィルターがついている。

簡単に分解ができます。
ガソリンは右から入ってきていったん透明筒内に溜まり、この時に重力で錆は透明筒の下方に溜まる。
そして上澄みガソリンが
フィルターを通して左から出てくるという仕組み。
フィルターが水平方向になるようにチューブを走行させて取り付けました。
皆さんのチョイノリは大丈夫だと思いますが、ウチのサンポール錆取りを行ったタンクは細かい錆が残存しているのでねえ。
林道でキャブ詰まりだなんて恐ろしい。。
 
2013.03.23追記。
やはり…

こまかいゴミが出てきていました。
やはり錆とり後のタンクはしばらく気をつけないといけませんね。
こいつの良いところは、分解洗浄して再利用できるところ。
このあと、タンクのゴミ掃除をしておきました
 
 

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非公開コメント

ありがとうございました。
1つ触るとあっちもこっちも気になってしまって(´×ω×`)

No title

このフィルターは純正のフューエルホースのまま取り付けられますが、
きついので、古くて硬くなったチューブだと苦労するかもしれません。
その場合はドライヤーなどで温めて柔らかくしてから装着すればよいでしょう。

水平にする意味ですが、
フィルターにトラップされたゴミがフィルターに密着していると細かくなって
少しずつ流れ出る可能性を危惧して、
フィルターの流出側が下にならないようにしているのです。
ゴミは重力で下にたまるので、時折確認して、たまっていたら洗浄しましょう。

あと、
本気でタンクが錆びているときは、
こんなフィルターつけても微細な錆がキャブに流れ出て
ジェットに詰まりますので
タンクの錆び取り処置はしっかりしておくべきだと思います。

フィルター設置を検討してます。
このフィルターはホースは純正のままでも付けられますか?
あと、水平で取りつけるのは何故でしょうか?
その後の経過など教えて頂けると有難いです。

No title

>KSKさん
それ名案。(^^)

No title

保護を兼ねてマグネットシートを巻けば細かい鉄粉が取れるかも

No title

>ジンさん
こちらもタンクから錆が出るとはいえ、コックのフィルターで流路まで出てくることはほとんどなく、保険のような扱いです。
次はタンク内部に沈む錆を定期的に除去する処置を記事にしていこうかと思っています。

No title

私も最近燃料フィルターを購入しました。
はちまるさんと同商品も迷いましたが、私のはタンクにサビが無いので600円くらいの小さく安いものを購入し、見た目重視としました。
暖かくなったら取り付ける予定です。
はちまるさんの本記事とKSKさんの上記意見は非常に注目しているので、今後のインプレ記事を楽しみにしてます

No title

>ムーミンさん
自分はどんな状態でもとりあえず安価補修してみますが
錆が詰まって整備労力が追加されることも多く、ハナからさくっと新品にする方が早いかもしれません。
まあ ネタだと思っていろいろ挑戦しています(^^)

No title

>まつきちさん
磁力グッズ(^^)!
車の燃料タンクに入れておいたら燃費が上がる!とか書いてあるセラミック球とか、眉唾物のアヤシイグッズは結構好きです
裏の検証結果を見ては突っ込み入れてましたねえ。

No title

>KSKさん
透明筒はプラスチック製のようです。
割れるくらいならいいんですけど炎上は困りますね。
熱そうだ。
クッション材で保護しておこうかな。
情報ありがとう(^^)

No title

いくら掃除しても数日すれば黙視できる大きさの錆がタンクの底に貯まっていていたり、ガソリンにゆらゆらと浮いていたりしていて、エンジンの調子が悪く、キャブを掃除すると数日は調子良くなるんですが、また悪くなるの繰り返しだった時にサクッと燃料タンクを交換したんですが、もっと安値な燃料フィルターを付けて様子をみれば良かったかも…(汗)

ちなみに、古い燃料タンクもサクッと棄てましたが、これも残しておけば、十分使えるレベルだったかもですf^_^;

No title

キャブレターとかデリケートなんで、燃料フィルターは頼もしいですね。
しかも分解清掃出来るとは、なかなか(・∀・)イイ!!もんです
僕の場合は、怪しげ磁力グッズを燃料ホースに挟んでるので、装着スペースが無いんですが

No title

内筒はプラですか??
空冷VW界でもこのタイプが売っていたのですが、
内筒がガラスのタイプで、
振動でガラスが割れ炎上するという事例が多数あり、
使用してはいけないと言われています。
プラだったとしても飛び石防止で何か保護した方がよいかも~

No title

>koroさん
普通はタンクに錆は少なくて、あってもタンクコックのフィルターを超えてこなくて、
追加フィルター付けていても錆が来ないので「万が一の錆流入」=「すぐにフィルター交換」ということでよいのかもしれませんね。
以前に朽ちマシンをレストアしていた時に錆の流出がハンパなく、
フィルターにたまり続けた錆が徐々に崩れてキャブに流れていく様を打つ手なく眺めていた記憶から、せっかくつけるなら本気の、実力のあるフィルターを!ということで奮発しました(^^)

No title

頑丈そうな作りですね~~!
私はプラスチック製のを使ってますが、微妙に変形してきてますので、そろそろ交換予定です。
サビが溜まってる形跡は無いんですが、、本体のほうが寿命が短い(^^;;
磁石式のやつもありますね!効果はどーなんでしょうかね。

No title

>ふもももさん
御存じのとおりコック部分に優秀なフィルタ機能がある為
ここは最後の砦のようなものです。
たまにタンクにたまった錆を吸い取っていますのでここまで到達する錆があるかどうか、保険みたいなものですね。

No title

どの位の濾過能力なのか、錆がたくさん入ったガソリンで試してみたいですね

No title

>fastさん
プラスチック製品は経年劣化で破損しますよね。
使い捨てのつもりで作られたパーツなのでしょう
このフィルターは金属で頼もしいです(^^)

No title

>さいばばさん
錆がたまる器具ですから分解機能は必須ですね。

No title

ジョイント部分が折れてしまったという経験した自分からは、求めるのは強度!(笑)
このフィルターは良さそうですね~^ ^

No title

このフィルタいいですね。
確かに、キャブは繊細な部分なので、
フィルタ装着するとまずは安心ですよね。
プロフィール

はちまる隊長

Author:はちまる隊長
バイクあそびの達人(自称)
CCJの大将してます
http://suzuki-choinori.com/index.html

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