Vベルト交換方法 太さの限界は?

CVTケース内の動きと仕組みを前の記事で書いたが、
内部のVベルトは長期使用で削れていく消耗品だ。
ケースを久々に開けると内部に黒いゴム粉がびっしりこびり付いているが、これはVベルトの削れたカスである。
今回はまずVベルトの交換方法について書いていく。

CVTケースの対辺10mmのボルトを5個外す。
赤丸はただのボルト止め。
黄色丸の部位にはアースのラインが二個共締めされているので、装着時には取付けを忘れないように。
緑丸の部位はセルなしなら普通のボルトだが、セルありの車両はここにセルモーターガードが共締めされるので「黒色の少々長めの対辺10mmボルト」となっている。混ざっちゃわないよう気を付けること。
青丸の部位にはドレンチューブ保持金属板が共締めされている。
 
これらを全部外してケースを開けたところが上の写真だ。
左側がプーリーで右側がクラッチ。

プーリー側は32mmメガネで回り止めをしながら17mmのラチェットで内部のナットを外す。
まわり止めをする関係上、内部のナットに工具を届かせるためには、やはりソケットレンチが必要だと思う。

次はクラッチ。
ユニバーサルホルダーで回り止めして14mmナットを外す。
ここは堅い!はちまるは写真のように足で踏みこんで全メタボ体重をかけて緩める。かなり力のかかる部位なのでメガネレンチを推奨する。まちがってもスパナやモンキーレンチなどで代用しないように。
 
2014.03.07追記
fastさんからリアブレーキをかけることでクラッチのまわり止めをするという案をいただきました。
確かに14mmナットのついている軸はリアタイヤの駆動と直結していますので、リアブレーキをオモクソかけながらメガネレンチを使って一気にガツンと回せばいけるかも。
衝撃がファイナル内部ギアには良くないので、あくまでもユニバーサルホルダーがないときの緊急法としてお使いください。
 

プーリーのフェイスとクラッチが外れます。
取り付けは写真のような順番になるのでよく覚えておこう。
 
さて、これでVベルトが外れました。
幅を測ってみましょう。

Vベルトの標準値は15.9~14.9mm
このベルトは14.62mmでした。標準を下回っているので交換必要とのことですね。
 
Vベルトはパーツナンバー27601-22G00 1300円で購入できます。
新品のベルトの幅はふもももさんの測定で15.9mmと報告があり、標準上限で設定されているようです。
(この記事の下部に幅に言及したコメントがあります。)
 
さて、標準値より幅が削れてしまっているこのVベルトですが、これを装着していた車体は40km/hオーバーで走行できていました。速度は同じでも新品Vベルトに比べたらエンジン回転数が上がってしまうのでしょうが、ちゃんとスピードが出るならまだ使えるのでは…という貧乏性なワタシ。
 
あと、スピードが35km/hしかでないチョイノリのトラブルシューティングしているときに、Vベルトの削れが原因かどうか迷うことがあります。
標準値よりも少ないから…と換えた、しかし速度変わらずではサブいので、
 
「一体どれくらいの幅になったらスピードが落ちるのか」
「Vベルトの本当の限界値」
 
これを検証してみようと思いました。
 
とりあえずウチにあるVベルトどもに動員をかける
集合~

どっさり…
全部で6本ありますが、測ってみると全部基準値以下でした。
一番幅がある物でも14.7mm 一番幅が削れたもので13.9mm

並べてみます。
右から14.7 14.7 13.9
肉眼でも幅の差が認識できますね。
ベルトにはパーツNoが書いてあります。親切だ。

ベルトには回転方向があります。
チョイノリはファイナルギア内部で逆回転になるので、取り付け方向は写真のようになります。
間違えても特に問題なく走りますが…耐久性が悪くなるのかな?

取り付け完了。
Vベルト交換でこの記事を検索・閲覧された方は新品ベルトへ交換されるのでしょうが、
はちまるはVベルトの細さの限界を探るべく13.9mmのモノを装着しました。
でもね…

全然普通に走っちゃいました。
平地42km/hでます(スプロケは後期純正12T-36T)。
 
細くなることで耐久性も落ちるでしょうし、速度が出るとはいえ、その時の回転数は高くなってしまうはずで燃費も悪くなるし、基本的には交換したほうがよいのだと思います。
ただ、チョイノリの速度が出ない原因を精査をするとき、Vベルトは13.9mmでも原因とは言えないと、
とりあえずそれを証明する実験でした。
 
これからVベルトを削っていって、速度低下する限界幅を検証します。
→2014.03.14 追記
Vベルトの摩耗に対する速度変化はジワリジワリとくるので、「この太さで限界」という明確な指標がないと考えられましたので、Vベルト削りプロジェクトは中止となりました。
とりあえずメーカー推奨交換時期は14.9mm。ただ13.9mmまで削れていても42km/h出る。という検証結果から、各人で交換時期を検討ください。
 

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No title

取り換える際はカムも交換ですかね(^_^.)

No title

クラッチの軸はファイナルギア側から抜かないといけませんので、
少々面倒くさいです。
できないことはないので、整備を楽しみたいようであれば、
ぜひチャレンジしてみてください。
プーラーが必要になりますが、
精度を気にしなければ金槌で外すことも可能です。
軸のみ購入するくらいなら、
エンジン一個買ってしまうというのも手かもしれませんね。

No title

うちのチョイくんは、KOSO製ハイスピードプーリーとベルトを組んでみました。
前期なのでプーリーの裏側にネジ3本でローラーが外れないタイプでした。
最高速は平地43㌔から40㌔に落ちたものの加速は実感するくらい良く成ってます。
一つ問題発生しました。
クラッチ側のナットを締めるのに50㌔Ntとの事ですが、始め固かったのですが、今はナメている感じがします。
ネジ込まれて無い感じです。
怖くて外せません。
シャフトの山をナメてたら作業大変ですかね?

No title

こちらは今までベルトが切れたことはありません。
新品ベルトでもすぐに辺縁がへしゃがるので、すぐに交換規定値前後になってしまうのですが、そのあとは減るスピードは遅くもっています。
スプロケットは当方13T-25Tで、より高速よりなので、ギア設定によるものとも思えませんが
ゴム劣化でしょうか?経過を見てみてください

No title

以前、ノーマルで乗っていた時は10000キロ位走っても切れる事は無かったんですが、スプロケF12、R31にデイトナ製ハイスピードプーリーの組み合わせで、ベルトが3000キロ程で切れました。昨年の聖地巡礼の少し前に交換したのですが、トレーラー牽引の負荷が有ったとはいえ、1000キロ程で切れる寸前でした。乗った感じも、走り出し、いきなり高速側に変速するみたいで乗りにくかったです。ベルト表面が妙にツルツルというか、カピカピになってました。やはり高速寄りのスプロケがベルトに影響しているのでしょうか。こちらに書き込みしてくださる方々は、私より更に高速寄りにセッティングされている方々が多くいらっしゃいますが、皆様はベルトの寿命はどのくらいなんでしょうか?私のチョイノリは、その後ドクタープーリー43.5gにして様子見中で、今の所イイ感じです。ネットで調べると走行しベルトの負荷が大きくなると摩擦熱が多くなりベルトの温度も上がってプーリー表面とベルトの摩擦係数が下がり、ウェイトローラーが早く高速側にいとする事により、結果的に変速が早くなって低速のプーリー比で引っ張っる前に高速になってしまうからの様です。

No title

>fastさん
名案ですね。併記させてもらいました。
ここ、だいぶ固いですから強敵ですよね

No title

>ムーミンさん
なるほど、スリップサインのように太さだけではなくゴム劣化に対する交換時期判定の指標ということですね。
一理あり

No title

>らくだ少佐
強化クラッチスプリングを付けたら、高回転でクラッチがつながる仕様になってトルクフルになりますが、
発進がワンポイントずれて普段の走行がストレスフルになると思いますね~
チョイノリ林道チャレンジは低速登攀がアジですから
11T-36T純正仕様で楽しましょう
八式林道戦闘機部隊…はいります?(^^)

No title

そういえば記事にしてなかった!
クラッチナットを緩める時と締める時はリアブレーキ握って、メガネレンチを足で押さえながらハンマーでどつきました(笑)
ユニバーサルホルダー持ってないので^_^;

No title

自分の考察としては、太さが重要なんじゃなくて、ゴムの硬化の度合いや、各所の点検、調整を促す事が重要じゃないのかなと思います

つまり

ベルトが減る=ベルトが硬化し始め減りやすくなった=ゴムが劣化し、本来の状態でなくなった=使用限度に達していていつ切れてもおかしくない状態で、使い続けるにはリスクが伴うので交換した方が良い

or

ベルトが減る=ハードな環境で酷使されている(ライダーが重いor坂道で多用している)=各所のこまめな点検、調整が必要=これのセーフチィーネットがVベルト

的に思うんですが、いかがでしょうか?

No title

登山機用に摩耗ベルトを装着してやろうと目論んでいましたが・・・
あんまり変わらないんですねぇ
ベルト破断のほうがコワイのでやめときますw

No title

>koroさん
そこ、難しいですよね、
細くなったら、低回転時のプーリー側はかわらんでしょうけどクラッチ側で押し出しが少なくなるので加速が良くなるかもしれません。
ただ、その時はスプロケ交換によるハイギアード効果が減って、「速度の伸びが悪くなったかも」となるかも…
いずれにしてもじわりじわりの変化なので気付かない可能性大です
(^^)
ベルト切れはまめぞう父さんの症例もあることですしね
気を付けましょう

No title

スプロケ交換してるばあい、ベルト細くなって逆に「あ、加速良くなった!」って感じちゃうかもですね(爆
心配なのはやはり、遠方でのベルト切れですね。

No title

>ryo-8562さん
純正以外のベルト、長さと太さを計測して探したらあるかもしれませんね。
ベルトは横から挟まれて弯曲するように潰れていく力がかかるので
初期縮みだけでも15mmくらいになっちゃいそうに思います

No title

>buchiさん
純正よりも太いVベルトってあるのでしょうか?
チョイノリはVベルト&チェーン駆動という特殊性から
他車種に比べて短いVベルトなので、選択肢がないものとばかり思っていました。
いろいろ換えれたら何か変化あるかもしれませんね。

No title

>まつきちさん
よほど細くない限りエンジン回転数が上がって速度を補完する感じですね。
13.5mm超えたら交換!くらいの気持ちでよいかも。

No title

>choisantaさん
速度は出ていても、太いベルトに比べると高速域での伸びが違うんでしょうね。下りには差が出ているかもしれない。
結局はギア比の変更効果だから、スプロケ交換で速度は伸びるだろうし、幅を細くしても速度変化はジワジワでしょう。
削って検証ははっきりした答えが出ないかもしれないなあ。

No title

>fastさん
切れたら元も子もないですね
太さの限界さぐるもの危険ですね(^^)

No title

こんにちは。自分も先日ベルトを見ました。7600km走行の後期で、14.7mmでした。これでも基準値切ってますね^^; 前期の方は、、もう1mm近く減ってました。バラすのは簡単なんですが、クラッチに使う回り止めを持っていないので、インパクトで一気に緩めました。締める時は、車のカムやクランクプーリーに使う回り止め(チェーンの)を使ってやりました。チョイノリのベルトって純正以外は無いんですかね。

No title

う~ん・・純正を購入して交換中ですが多少太目も良かったかなw
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