ゆきだるま作戦2015 ①
何度も雪道走行を夢見ながら本気の雪道を、しっかりばっちり走ったことがなく、
一部で雪道走行やるやる詐欺だと囁かれた昨今。
2015年は本気出して走ってやるぜこんちくしょうってことで、絶対雪のありそうなところまで出張、
行ってきました岐阜県。
土曜日の仕事が終わった昼の12時。
かねてから準備しておいたチョイノリ&雪中野営グッズを満載したジムニーで高速道路を北東へ走っていく。
目指す雪道は姫路から460kmも先なので、かなりの長旅だ。
東海北陸自動車道にはいると道の脇に雪が出てきた。
トンネルをくぐるたびに景色が変わっていく。
走行中にやっとリョウキチと連絡が取れ、待ち合わせ場所を伝えて先に進む。
高速道路の荘川ICをでて道の駅「桜の郷 荘川」に到着した。
現地には既にチョイノリ自走で大阪から来られたまつきちさんと
カブ自走で来られたK原さんが待っていた。
ここまでは特に雪もなくノーマルタイヤのままでこれたらしい。
スキー客が車中泊するためか駐車している車がちらほら。
ここ荘川では道には雪はないが道の脇には除雪後の廃雪による壁が2m以上そそり立っている。
ここから北に行けば更なる雪が望めそうだ。
壁にのぼたりしつつリョウキチを待つが、なかなか来ないので電話連絡して先に北上することにした。
出発する時にはあたりは真っ暗になっていて道路上には雪と、凍結部分がでてくるようになった。
K原さんカブはスノータイヤだが、まつきちさんはノーマルタイヤのまま。
チェーンを装着するのは面倒なので、これくらいならなんとか行こうと進んでいると、
まつきちさんのヘッドライトの光軸がグラグラ暴れたかと思うと転倒!
やはりノーマルタイヤに凍結路は厳しいようだ。
それでも宿泊予定の廃トンネルまでそれほど距離がないだろうし、あたりも暗くてチェーンをはめる気にならず。このまま進行。
しかしまつきちさん機体が原因不明のエンジンストップを繰り返すようになり、
ガソリンタンクキャップの開放やチョークの調整などをするも、止まったり動いたり不安定になる。
この旅の最中、何度か起こるのだが原因ははっきりしなかった。
異物がジェットに詰まったり外れたりしているよな印象。
結局 廃トンネルまで走るのは難しいと考えて
ちょうどまつきちさん機体がストップしてしまったところにたまたまあった道の脇の広場
(おそらくはチェーン脱着や転回用のスペース)
に宿泊することにした。
雪が降り続いているためはちまるのタープを広げて避難。
少しづつ皆の装備を広げていく。
野営地を作成している間にリョウキチが到着した。
どこもかしこも雪だらけ。まさに雪中キャンプ。
はちまるはジムニーの天井に設置しているルーフテントを広げてここに宿泊する。
今回は本気の雪中キャンプなので防水防寒シートも巻いた。
雪の地面から離れているしマットも内蔵されているので快適だが、いったん入ると出入りが億劫になるのが問題点。
みなが持ち寄った食事をそれぞれでつくり、分けながら食うスタイル。
麻婆豆腐や焼肉やうどんすきなどを食べ、酒を飲んだ。
ビールはキンキンに冷えて、飲むたびに体がさらに冷える!
はちまるは焼酎や日本酒はきつすぎて飲めないのでホットカルピスを作ってミラベルスピリッツを少々垂らしてあったかい酒とした。
宴会の最中も雪が降り続けている。
雨とちがって雪は降っていても無音なので静かだね。
せっかくなので雪だるまを作ってみる。
そしてリョウキチジムニーに乗せてみる(笑)。
リョウキチが数日前に転勤が決まったようで、
次の任地は岩手!?だそうだ。
遠いじゃねえか~
乗り物を持っていけないんでチョイノリもジムニーも引越しの時に処分する、
そのため両機体ともにこれが最後の作戦になるようだ。
残念だ、こういう旅もしにくくなっちゃうけど、なんとか都合つけて来てね。
K原さん、まつきちさんはテントへ、
はちまるはルーフテント、
リョウキチはタープの下でシュラフカバーを着けた寝袋で就寝した。
翌朝。
起きだした三人に心配されるミノムシ・リョウキチ。
タープという一応の屋根があるとはいえ外だからね。
カイロを全身に貼り付けていたため、それほど寒くなかったらしいが、よくやるよ。
朝食を作って食べる。