白鷺隊ツーリング 高砂市・加西市
姫路のチョイノリ友人 ぬりかべ君とツーリングに行ってきた。
近郊を散策しようと、見どころになりそうなところをピックアップし、、
まずは以前から行ってみたかった高砂市の「石の宝殿」に行った。
昼から待ち合わせして出発。
まずは回転すしで腹ごしらえし、携帯ナビに「石の宝殿」と音声登録していたら
「西の方で…」というだけで案内してくれるんですか?すごいですね。
と言われた。
滑舌悪くて悪かったな~ 西の方でではなく石の宝殿と言ったのだ。
google mapはちゃんと認識したぞ。しかも目的地は東の方だっちゅうの。
姫路から東の方へ2機でとことこ走る。
あまり観光地化されていないので道案内看板が極端に少なく。ナビで調べながら進行して
生石神社だ。この中に奇妙な石があるのだよ。
参道を登り、手を清め、
境内に入る。
この写真の様に池に浮いているように見える。
奥には支えている茎柱があるのだが、パッと見た感じでは見えない。
石は基本的には立方体なのだが、左右に写真のような縦溝があり、
これ…
誰がなんのために作ったのか、全くの謎。
西暦700年台に書かれた播磨国風土記に記述があるので、それよりも古い時代からここに存在していると考えられる、当たり前だが当時は重機などないので人力だけでこんなもの作ったのだ。
すげえなあ。
形状が特殊だから、何らかの意図があって作ったのだとは思うが、いったいになんのためにこんな形?
いくら想像しても使用用途がわからん。
登ってみよう
そうですねえ、形を簡単に表現するなら、神社建物側に画面を向けたブラウン管テレビのような形になっている。
不思議な石。
wikiで調べてみたら、「ブラウン管テレビに見える人もいる」と、まさにそう見えたぞ!
岩山のてっぺんは展望台になっていて高砂が一望できる。
大正天皇陛下の行幸があったとのことで、その記念碑があった。
登ったら降りなくてはならないのだけど、
この下り、めっちゃ怖い。
急坂で先が見えず、彫ってある階段が微妙に谷側に傾いていて!落ちそうな感覚になる。
落ちたらもれなく岩に激突だ。
ヘタなジェットコースターより怖え~
不思議な奇岩に古代人を感じ、石の宝殿観光は終了した。
喫茶店コメダで休憩して次の行先を検討する。
はちまるはぬりかべ君を加古川の北にあるオートコレクションというバイク廃車屋に案内してみようかと思っていたが、ぬりかべ君が面白そうな別の観光地を提案してくれた
加西市にある「鶉野飛行場跡」
鶉野は’うずらの’と読む。
是非行ってみよう!
高砂から北へ、加西市へ向かう。
途中、ぬりかべ君のメインタンクが空になり予備タンクへ。
次にガソリンスタンド見つけたら寄るわ と言ったにもかかわらず、そのことをコロッと忘れて、
ガソリンスタンド前を素通りし続けた先導者はちまる。
気が付いたときにはぬりかべ君のガソリンが後わずかに…
飛行場跡までは何とか着けそうだからこのまま進行することにしたが、
行けども行けどもガソリンスタンドなし!
そうこう言っていると、
ここはもともと川西航空機姫路工場の専用飛行場で、紫電・紫電改の試験飛行が行われたらしい。
二次大戦中は海軍航空隊が進駐している。
97式艦上攻撃機や天山が運用されて、
大戦末期にはここでも特攻隊が組織された。
ここで編成されたのは姫路海軍航空隊で
特別攻撃隊は「白鷺隊」という名称となり、保有機すべてが特攻に使用された。
悲しい歴史だけど、先人たちは文字通り命を懸けて国を守ろうとしたんだね。
民家の庭にあり、入るためにはピンポンおして鍵を開けてもらうシステム。
白鷺隊の隊員名簿がある。もちろん兵庫出身者もいるが、
日本全国の県から集められていることがわかる。台湾出身者も参加していた。
最近、沖縄は日本の捨て石にされただなんて、どっかの知事や市長が言っているが、
戦艦大和の水上特攻も、知覧の特攻機も、
そして姫路から飛び立ったこの白鷺隊も、
みんなほぼ不可能と分かってながらも沖縄救援のために死んでいったことをここに書いておきたい。
絶望的な状況でも日本人は決して沖縄を見捨てなかったのではないだろうか。
一通り閲覧した後、帰宅の途に就く。
帰りながらガソリンスタンドを探すが、加西市ってめっさ田舎でガソリンスタンドが全然出てこない。
ぬりかべ君機体のガソリンが残り少なくなったのではちまる機体からガスを移すことにした。
ガソリンを汲んで移す。
はちまるのマルチツールキーホルダーのwingmanだけで作業可能。
ちなみに、ペットボトル自体は大丈夫だが、お茶のラベルはガソリンでとけるので作業前にはがしとけ。
接着剤の様になって手にへばりつくので注意だ!
最後にラーメン食って解散となった。
観光施設にも恵まれて非常に楽しい旅になった。
こういう観光地は自分の妻子は全く興味ないだろうし、ぬりかべ君の彼女も興味ないから、
お互い良い友人をもったと感謝している。
次は兵庫県チョイノリ会でも企画したいなあ。
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