偽チョイノリあらわる!GAMAX spillo
KSK@ばすさんからの情報提供でネット上にこんな写真を見つけました
じゃじゃーん
パッと見ではただのスクーターか…
なんて思ってよく見ると、あらら!
タイヤ エンジン マフラーの形からレイアウトまでチョイノリではないか。
外装が近未来的なかっちょいいデザインになり、エアバルブがL字式になっている様だ。
サイドビュー
バッテリーの配置、タンクの位置チョイノリそのままで、エンジンの形状がZ401エンジンそのままである。
これはまさにコピーバイクですね。
リアにサスペンションがあるが、リアタイヤとエンジンの間に可動部はなく、このサスペンションはシートクッションの意味しかないと思われる。
リアテールランプアッセイにもカウルが増設されているのがcoolですね。
シート下にはコンビニフックらしきものが見えます。
さて、この車両の名前は
GAMAXという会社のspilloというようです
スペックも4ストローク50cc 空冷と、チョイノリとおんなじです。
いろんな色が出ているようです
GAMAXという会社は台湾のメーカーの様で、
バイク業界に詳しい情報ツウのバイク屋、D氏に写真を見せてお聞きしたところ、
これはすごいですねー はじめてみます。台湾には台鈴汽車というチョイノリを販売する現地会社があるけれど、そこから金型や図面が流出したのではないでしょうか。
スズキが許可したものではなく違法コピーバイクではないかな。
との考察。
島国のせせこましい道路をちょこまか走る低性能バイク・チョイノリをわざわざコピーする海外会社があるとは思わなかったので、いろんな意味で驚きだ。
いろんな言語での解説文がみられ、
spilloエンブレムの後ろにはイタリアの国旗(もしくはハンガリー?)をイメージしたと思われる赤白緑の三色ラインが入っている。ヨーロッパでも販売されているのか??
GAMAXのHPには詳しい説明がなく、もしかしたら販売終了してしまっているのかもしれない。
リアビュー
どこにもスズキ チョイノリの文字はなく、シート後面にGAMAXと記入されていて、オリジナルと言わんばかりの主張ぶりだ。
ナンバープレートを見てくれ、これってEUのマークでないかい?
Fはフランスだろう、ヨーロッパ進出しているようだ。
チョイノリに比べると洗練されたかっこいい外観だと思う。
さすがに一つ目オバキューのようなかわいいデザインでは西洋人に売れないのか。
いい年したおっさんがかわいいバイクに乗れるのは東洋の島国だけの様だ
そしてドデカイ西洋人が乗車するとこんな感じになる。
おいおいこの体格でチョイノリに乗るのはバイクいじめ以外の何物でもないぞ
そもそも実用性はあるのだろうか?オーストラリアなんぞ国土はあまりに広大で隣の町まで数十キロ荒野とかザラだと思うのだが…
説明文をよく見ると、どうやらコンパクトバイクで車に積んで持っていこう!的な、
実用バイクというよりは休日のオモチャ扱いの様だ。
ただ、それにしては万の位までメーターが切ってある様子。
ハンドルがバーハンドルになっているね。これは車載時、ハンドルを折りたたむのに便利だろう。
見ていて飽きないチョイノリコピーバイク。
中古パーツを販売するオークションサイトもあった。そこで手に入れた画像だ。
タンクは基本形状が同じだが、細かい違いがあるようだ。たぶん3L容量はそのままだと思う
マフラー、こちらも基本形状そのままだけれど。エキパイが二股に分かれている。何のための配管だろう??
遮熱板がマフラーに増設されている。位置的にこの先にはフロアボードがあるので足が熱くならないようにという配慮か?
(ちなみに、チョイノリのフロアボードにお弁当を置いて走っていると少し温まったりする)
リアタイヤ一式
三穴タイプなので後期型と同じだね。
チェーンはDID41に比べると太いようなので初期型415サイズが使われているのかな?
エアクリボックス。これは形状が変わっているようだ。
チョイノリのものはもうちょっと丸っこいよね。
GAMAXのコピー作成精度がいかほどかは分からないのでスズキ・チョイノリとの性能差は分からないが、
スピードメーターが50km/hまでしかないので、あんまりかわらないんだろうな。
おまけ。。。
GAMAXがモーターショウに出品したと思われるコンセプトバイク(展示目的試作車)があった。
おおーー
突っ込みどころ満載じゃねえかこのやろう!
タイヤの太さ すげえ、砂浜でのオモチャ仕様かな
いったいどんな顔して乗ったらいいのかわからんが… ちょっと欲しいなこの外装。
タンクが樹脂製、もしくはタンクカバー?