チョイノリ委託整備 あんちゃん号②諸整備
「あんちゃん」号の整備ですが、とりあえずパーツが届くまでにできることをはじめて行きます。
まずは、一番厄介な折れ残りボルト…。
除去は非常に大変です。以前は穴を開けて逆ネジタップ(エキストラクター)で外そうと試みたモノですが、
ここの錆び付きはハンパぢゃない。
まずエキストラクターが折れて、さらに迷宮入りするので、ハナからリコイル覚悟で掘るのが正解だと思っています。
なるべく中央に、ドリルで穴を開けて、徐々にサイズを広げていきます。
中央に穴開けるのが難しい。今回は比較的うまくいっていますが、それでもやっぱり少しずれています。
メネジ穴ギリギリまで穴を広げて行って、
取れる範囲でメネジに食い込んだボルトの残りを叩き出します。
最後に気合いでタップでメネジ修正します。
今回は幸運にもうまく行きました。
このメネジ修正でメネジ破損したら、より大きな穴を開けてリコイルを入れますが、
やはり本来のメネジの方が強度がある(と思う)ので、タップで成功すれば儲けもの。やったぜ。
次にマフラー錆びとりします。
いつものごとく猟奇的手法。
酸の海(サンポールともいう)へ投下!!
半日でこの通り。やはりサンポールはすげえ
水洗いの後はすぐに錆びてくるので、乾かして耐熱ペイントを施す。
時間との勝負だ!いそげ。
次に、エンジンの不調以外に何か問題はないか、
ウチの予備エンジンを「あんちゃん号」に装着してみた。
父の姿をみて、なんでも真似る長女。
気づけばプラスドライバーを穴に差し込んでグリグリ…(ー∀ー)ワオ
(>あんちゃんさん:これはウチの予備エンジンですから、大丈夫ですよ)
予備エンジンで始動してみたところ、予備エンジンでも白煙発生!?
しばらく悩みましたが、どうやら「あんちゃん号エンジン」にバルブの閉鎖不全があり、
燃焼室に上がったオイルがキャブに逆流して内部がオイルまみれだったことが原因でした。
チェーンを灯油で洗ってチェーンオイルを浸透させ、
あとはパーツが来ないと進まんので休憩です。