(悲報) チョイノリをバイク王で査定してみた
ウチのチョイノリは、もともとはボロンボロンの前期型だったのだけれど、
エンジン内部を含め後期型パーツに換装してオーバーホール。
セルも付けて、カウルもきれいなものに一新した自慢のチョイノリだ。
さらに長距離ツーリングに特化させるために、リアキャリアにフロントスクリーン、左ミラー、回転数メーターなど
オプションを惜しみなく装着し、金属カムまで入った耐久性に優れた車体だ。
消耗品についても、タイヤ溝十分あり。バッテリーなど交換したての新品だぞ。
さあ、ここまで作り上げたチョイノリが市場価格でどんなもんか、中古バイク買取で査定してもらうことにした。
テレビの宣伝でもおなじみの「バイク王」、ここなら高く買ってくれるだろう(^^)
HPを見て見たら胸躍る宣伝文句が並んでいた
「査定員 対応満足度 93%!」
おおーこれは丁寧に査定してくれそうだ。俺の自慢のチョイノリを隅々まで見てくれ!
「綺麗に整備されてますね」「そうですか~えへへへ…」こんな会話ができるに違いないぞ。
「豊富な流通ネットワークにて高価買取を実現!」
全国No1のネットワークで、このチョイノリを買い手へ届けてくれるってことか!頼もしいぜバイク王!
「メーカー 車種を問わず 動かないバイクでも御相談を!」
チョイノリは有名メーカー スズキのバイクだ、しかもちゃんと動くぜ、
うきうきしながらHPを眺めていると、なんと無料お試し査定なるシステムがあった。
よし、これに入れてみよう。
まずはstep1 メーカーを入れてください。
ふむふむ SUZUKI っと
次にstep2 排気量を入れてください。
よしよし 50cc っと
そしてstep3 車種選択。
えーーっと。
GAG GS50 LETs4 LETs5 SMX50 ストマジ ハスラー ZZ アドレス パレット…
ないじゃん?なんで。
チョイノリの選択肢がない。生産終了タイプだからないのかな?でもハスラーとか旧車の掲載あるのになあ。
嫌な予感がしつつも、お試し査定には選択肢がないようなので、店舗に 行ってみることにした。
姫路にはバイク王の店舗がある。
自宅から約5kmほどなので、散歩がてらにやってきたぞ。
店に入ると数人のスタッフが気持ちよく迎えてくれた。
「すみません 中古車の査定をお願いしたいのですけど…」
「ハイっ わかりました。どの車両ですか」
「乗ってきたので、外にありますが」
一緒に店舗の外に出た。
店舗のドアを出たところで査定員の足が止まった…
「えーーっと あれですか?」
「そうです」
「チョイノリですよね」
「ハイ」
「…」
「いくらになります?」
「処分料で5000円ですね」
「?? 処分料ってなんでしょう」
「これは売れないので、引き取って処分するための費用がかかりますね」
「えっ、、、買い取りはできないんですか」
「チョイノリは流通量が少なくて 販売できる経路がないので、引き取りに料金かかるんですよ」
「…(絶句)。ちゃんと動くんですけど、スピードも50km/h…」
「動いても動かなくても、チョイノリは売れないので買い取りは無理ですね、動くようならこのまま乗り続けられた方がいいと思いますよ。」
「ああ… そうですか… すみません ありがとうございました」
合計1分の査定が終わりました。
見積もりは-5000円です マイナスです。簡単にまとめると
もはや粗大ごみっていう宣告ですね。
おもわず「すみません」って謝っちゃってたよ 俺。
査定員さんは上の写真のドアのところでチョイノリの後ろ姿だけ見て立ち止まりました。
タイヤの溝がどうとか、車体の傷がどうとか、セルがついているかどうかとか、エンジンの調子とか…
おおよそ査定で行われるであろう車両見立ては一切なく、チョイノリの後ろ姿を一目見ただけで近づきもしなかった。
不遇の車両 その名はチョイノリ。
「査定員 対応満足度 93%!」
売れないバイクには近づきもしなかった(^^)アハハハハ~ いいけどね~
まあいいんです。こんなバイク持って行った私が悪いんですよ。すみません。
のこり7%っていうのはボクのことです(ウジウジ)
「豊富な流通ネットワークにて高価買取を実現!」
全国No1のネットワークでもチョイノリを売れないことが判明。
バイク王が頼りない…のではなく、チョイノリの不人気こそギネス級!
みんな胸を張れ! 涙を見せるな 毅然と生きよう!
「メーカー 車種を問わず 動かないバイクでも御相談を!」
動かないバイクでも買い取ってくれる買い取り屋さんで拒否された動くバイク、その名はチョイノリ。
以上、「(悲報)チョイノリ査定してみた」報告でした~
バイク王さん 査定ありがとうございます。まあ予想していた結果ですね~