林道2号機 丁稚奉公
はちまるはベスパ・CRM80・チョイノリ3台。さらに言えば車たちも合わせた実戦配備機体をすべて乗れるほどの時間はないので、
チョイノリ林道機は普段全く乗っていない。使うのはGWの剣山チャレンジの時くらいである。
そのため長期放置することになり、たまにエンジンかけようとしてもかからず、軽整備を要することもしばしば。
放置しておくのはもったいないし、むしろ劣化の原因にもなると考えて、このたび林道2号機を面倒見てくれるというオーナーのもとへ丁稚奉公に出すことにした。
奉公先は大阪。
チョイノリのデザインに一目ぼれしたけれど、自分で直す自信がなく。
かといってショップに頼んだところ、「こんなバイクすぐに壊れてゴミになる、ホンダのトゥデイにしときなさい…」
というつれない返答しか得られずに困っていたチョイノリスト候補生のキタローさんという方だ。
整備済みの機体であれば購入してもいいと打診されたのだけれど、、、
買ったはいいけど維持整備が面倒であったり、チョイノリの超絶低性能に閉口するようなことがあっては無駄になるし、なにより林道チャレンジにはこの機体が必要なので、
「GW前後には姫路の実家(はちまる家)に帰省させる」という条件のもとお貸しすることになったのだ。
快適に使ってもらえるようにマフラーを純正に戻し、スプロケットは12T-25Tの巡航仕様に改装。
リアのボックスも付けときました。
塗装面は今後の劣化の懸念アリアリのクリア塗装(前回記事参照)。
本当はリョウキチとのカニツアーの帰りに大阪に持っていく予定だったのだけれど、
リョウキチがカニツアー不参加になってしまったので、急遽、昨日アルファードに積んで持って行ってきました。
仕事終わりのキタローさんと合流し、彼のマンションへ。
一通りチョイノリの飼い方…もとい使用方法と維持整備の説明を行った後、試乗してもらう。
しかし…
数キロ走るとエンジンが停止。
あれーガス欠かな?とタンクを開けるとガソリンは結構入っている。再度始動すると簡単にエンジンがかかり、
さらに数キロ走ると停止。
これを2度ほど繰り返す。
こまった。
せっかく持ってきたのに整備不良で渡すわけにもいかず、二人で原因を探っていた時にひらめいた。
アルファードに積むときに、室内にガソリン臭が満ちないよう、タンクキャップパッキンを装着していたのだ。
これを外したところ完全調子、エンジン止まることなくグイグイ走ってくれた。よかった~
「はちまる整備済」ブランドの信用にかかわるところでした。
つまり、タンクキャップが完全密閉されていることで、ガソリンの減りに対して空気がタンクに入ってこず、
ガソリンがキャブレターに落ちなくなってガス欠症状になったようでした。
凹凸のない舗装路ではこのパッキンはつけない方がよいみたいですね。
それじゃあよく働いてお役にたつんだよ…
ある程度の整備知識も工具もお持ちのようですし、何より駐輪場が屋根付きでしたから、安心して預けてきました。
しばらく使ってみて気に入ったら、自分の専用機体購入を考えられるとのことですが、
はちまる的には、できたら預かっておいてもらった方が良かったりします。
(いやー、うちの整備スペースが広がって助かっているのも事実でして。。。)