CD125K5 失火症状 修理

これまでの長距離作戦の記録で何度か記載してきたが、
CD125K5は長時間の坂登りや平地でのフルスロットルが続くと失火症状が出るのだ。
いったんアクセルを戻せば改善するので旅には問題ないのだが、
不調状態のまま置いておくのも精神衛生上、よくない。

近江敦賀作戦でクロちゃんに相談したところ、
エンジンが高回転で回っているので、徐々に電力需要に追い付かなくなり、
プラグが点火しなくなっているのでは?
というヒントを得た。

帰宅してから、点火系を対策してみようと
IMG_0953.jpg
ポイントを露出させて
点火時期を早めてみたり、ポイントギャップを狭めて発電期間をやや長めにしてみたりと対策してみた。

さて、このたび、
これら対策をしてから、効果がどうかというのを確かめるテストコースのめどが立った。
近所に平地で2kmほどのコース(私道だ)があるのだが、
ここをフルスロットル80km/hで走り続けると、1.5kmほど走ったところで失火症状が出ることが確認されたのだ。
これは非常にありがたい。
さまざまな対策をしてそのたびに何度も試走できる。

ここをテストコースとして走ってみる。
しかし… 何も変わらない。症状は同じ。

ううむ。
点火系 電力系を詰めるとしたら、あとはコンデンサーを変えたりプラグを変えたりかな?
と思うが、これらの交換にはタンクを外さないといけない。
面倒くさいなあ。

その時、思いつく。
そういや
ータンクが満タンの時は症状が出にくい感じがするー
旅の最中、給油をしたら、その後は症状の出方がマイルドで少々の坂なら失火症状なく登り切れていたような…気がしていた。
これが本当かどうか確かめてみよう。
ガソリンを満タンにして、テストコースへ。
すると…
なんと全く失火症状なく2kmを走り切れた!!

と、いうことはだ。
これは点火とか電力とかの症状ではなくやはり燃料供給の問題だろう。

そこでフルスロットル状態でキャブへの燃料供給が足りなくなっているのだと考えて
燃料供給システムの見直しを再度行うことにした。
タンクの燃料を減らして、失火症状がおこる条件のもとで、
IMG_0959.jpg
フューエルチューブを太いものにした→しかしテスト走行は全然症状変わりなし
よし、次は…
IMG_0968.jpg
燃料コックのメインタンク用・細管を外してみる→しかしテスト走行では全然変わらん
IMG_0970.jpg
燃料コック内のフィルターを外してみる→しかしテスト走行では全然変わらん

結局
タンク→キャブレター間 経路
の燃料送流を改善させる処置をしていくが全然変わらなかった。

でも、タンク満タンにしたら改善するのだから、どこかに原因があるはず…
一晩、寝ながら考えた。
そうだ!!!
コックじゃなくて、燃料供給の律速段階はキャブレターのバルブではないか?
例えば、
01.png
この絵のように、
キャブレター内の油面が高いキャブA と 油面が低いキャブBがあるとする。
この状態で、フルスロットルを長時間行ってキャブレター内部の燃料が減ってくると、
02.png
走行が不可能になるほどの油面に至ったときに、
Aではフロートがしっかり下がる分、燃料供給が十分にされて油面復帰できるが、
Bではフロートの下がり幅が狭いためバルブの隙間が確保できず燃料供給が遅れて走行不可能な油面まで下がっていってしまう
のでは!
(タンク満タンの時には狭い隙間でも燃料の重量でなんとか送流が保たれる)

そこで早速、油面調整する。
IMG_0975.jpg
調整前の油面。
サービスマニュアルとかないから、これが適正かどうか、低すぎるのかどうかわからないのだが、
IMG_0981.jpg
若干油面を上昇させてみた。

これで走行してみると。
なんとタンク満タンでなくとも、2km全開走行をフルスロットルで失火せずに走り切れた。
やったぜ!!
さらにフューエルチューブ、細管、フィルターを元に戻しても、
失火症状はでない。
やはり原因は油面が低すぎたから、だった。
IMG_0982.jpg
けっこう長い間、原因がわからずヤキモキしたが、
いろんな対策をしていじる機会が多く楽しめたなあと思う。
最終的に要らないパーツを買ったりせず、タダの対策のみで直ったのもよかったぜ。♪

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しましま先生

次期作戦は忍者作戦になりますよ。
一応、日程はメールでお送りしているので、
参加できるようなら是非お越しください~
来週中くらいには告知記事の予定です。

近江敦賀作戦に来てくれていたら不調相談させてもらっていたところですが
何とか自分で復帰できてよかったです。
整備は一気にせずに落ち着いて、
症状から、不調を一元的に説明できるような機序を想定して、ゆっくり考えてからするべきだなあと感じました。
今のところCD125は完全復調してます(^^)

No title

隊長!

施術前のその油面は明らかに低すぎます。

結構悩んだ末の原因が
実は結構基本な事だったり
そいつを見つけるとはやりますね~。

昔見たアクセルガバッと開けると
失速して、アクセル戻すと復活して
ゆっく~りジワジワアクセル全開なら
症状が出ない症例を思い出しました。

こいつの原因はなんと!

吸気口前に引き寄せられたポケットティッシュw

圧縮チェックしてしゃーない、キャブ外すかと
シート外して気が付いて大爆笑!

以後、そのマシンをティッシュと呼んでましたw
(今思い出しても笑ってしまいます)

マニュアル無しで整備するときは
いいとこ~あかんとこまたはその逆を辿って
その中間あたりの一番調子いいとこを探すのですが
これでもう大丈夫ですね!

次回作戦でお会い出来る日を楽しみにお待ちしております。
(また町内会行事に重なりませんよーに!)

最近また不動の2ストバーディー50買っちゃったしましまより。

埼大さん

だいぶ長くかかってしまいました…
でも最後まで金かけずに貧乏整備だけで何とかなったのがよい(笑)

まつきちさん

予想通りにばっちり決まるとたのしいです。
CD125は整備に旅に、非常に楽しめる機体でしたよ。

オートバイ

原因追求流石!
私は途中で投げだすf^_^;。
CD125良き時代のこれぞ、オートバイですね。
バイクでは無く、オートバイです。

人生フルスロットル

原因特定して対策がバッチシ効いてヨカッタですね〜(・∀・)ニヤニヤ
ワタシには、そういうことは、あんまし無いもんですから・・(・∀・)アラアラ

ダテさん

クラシカルなスタイルで
エンジンがむき出し、マフラーも美しい。
見ていて飽きない車体です。
直したらうっぱらう気でいましたが、
整備小屋の飾りとしてもいいし、125ccで維持費も安い。
予想に反してまだまだ所有していそうな気がしますよ

CD125、カッコいい

見るほど、CBの原型(あれ、逆か?CDは、CBから派生したのか?)のような車体は、カッコいい。ヘッドランプと一体になった、メーターまわりもいいですね。働くバイクとして、ぜひ、風防とレッグカバーも装着していただきたい(笑)
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はちまる隊長

Author:はちまる隊長
バイクあそびの達人(自称)
CCJの大将してます
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