ミニ50 試運転と整備
ミニ50の長距離試運転を行うことにした。
前日夜に30kmほどの慣らし運転をしてから、長距離走行の装備をととのえ、
いざ西方面へ
天気は良く、
風は寒いものの防寒装備をしっかりしたので快適な走行だ。
年末年始のカニ旅行に山陰に行ったとき、防寒長靴(完全防水)を手に入れたが、これがかなり温かい。そして電熱ベストも買ったので、例年に比べて防寒装備が格段によくなった。
ミニ50は非常に調子がよく、
平地ではメーター読み60km/h GPS計測50km/hで巡航できた。
相変わらず走りやすい道で平日にもかかわらずバイクがたくさん走っていた。
適度なコーナーを流す。
速度が遅いとはいえ、貧弱なサスペンションと細いタイヤなので注意しつつ走行。
万葉岬あたりの休憩所で休憩にする。
ここは道から少し離れていてだーれも来ない休憩所なのでゆっくりできる。
持ってきたジェットボイルで湯を沸かし、
玉ねぎスープと紅茶を飲む。
時折走ってくるバイクを眺めつつ休憩した。
道の駅 相生ペーロンから北上して
道の駅 宿場町ひらふくへ向かう。
山越え道で上り坂が多くなってきた。
基本的に2速で登れるが、きつい坂は2速では止まりそうになるため1速に落とす。
止まることなく登りきれた、変速あるとすごい便利だね。
途中、100kmほど走ったところでメインタンクのガソリンが切れた。
予備燃料を持ってきていたけど、燃費計測したいのでリザーブタンクに切り替えることにする。
タンク底には錆がたまっていて、リザーブだとこれが流出してくる可能性もあったが、予備燃料を入れてしまうと使用燃料量が不正確になるため仕方ない。
リザーブに切り替えて数キロ走り
スタンドで給油した。
見てみると…
あ、
危惧したようにフューエルチューブ内に錆粉が出てきていた。
チューブを外して錆粉を除去するが、
いくらかはキャブレターに入ってしまったようで
道の駅 宿場町ひらふくに到着する直前にエンジン停止した。
キャブへの錆混入が原因と思われるので、一旦停止して車体を上下に振動させる。
するとエンジンがかかった。
工具を持ってきているのでキャブレターを開けて洗浄することも可能だが、
復帰できたのでこのまま帰ることにした。
帰路でも2度ほどエンジン停止したが、
同じように振動させるだけで改善。キャブレターは開けることなく帰宅できた。
危なかった。
明るいうちに帰れてよかったぜ(^^)
総走行距離162km 使用燃料3L で、燃費は54km/L
なかなか良い記録だ。
メインタンク1.8L リザーブタンク0.3L で合計2.1Lタンク。
オイル量はしっかり減っている。
補給してみると100ml入った。
3Lのガソリンに100mlのオイルが送り込まれたので、
100/3000*100=3.3%のオイル混合が行われたということ。
これまでオイル送流に不具合があった場合に備えて2%程度の混合ガソリンにしていたが、
十分な送流が確認できたので、もう必要ない。
しかし、下り坂ではGPS計測68km/hまででて、エンジンが死ぬほど高回転になるので、
念のために1%程度は混合していこうかなと思う。
この車体はパーツ供給が絶望的なので、エンジン焼付かせるわけにはいかないからね。
あと、試運転で気になったリアサスペンションのギーギー音。
CRC大量噴きで潤滑させるが、それでも音は消失せず。
使っているうちに改善するかな?
ただ、錆がすごくてプラスチックカバーも劣化でワレワレ。
これは汎用品にでも交換したほうがよいかもしれない。
サイズは穴間290mm カバー部分直径4cmほど。
会うサイズのもの、探していこう。
キャブレター内部に錆はほとんどなく、
入り込んだ錆は少量だったようだが、
コックのフィルターには錆粉が大量付着していた
何度かタンクをガソリン洗浄したら錆が出てきた。
それでも3回ほどの洗浄で錆は出てこなくなった。
今後は90kmまでに給油してリザーブは使用しないように心がけよう。
ただ、内視鏡でタンク内部を観察すると以前に比べて錆がだいぶ減っている。
この調子で走行後にタンク洗浄していけば、いずれ錆はなくなりそうだ。
まだまだ、完ぺきではないが、現状で長距離旅は可能なようだ。
次の作戦に投入しようかな。