ジョルカブは良い
くろちゃんにジョルカブを見つけてもらった。
津ぎょうざ作戦でクロちゃんが乗っていた車体。
タイヤはヒビだらけ、エンジンは普通にかかって走れるがアイドリングが不安定でスロットルを回していないとエンジンが止まる。
アイドルスクリュを締めると回転数は上がるが、一度上がるとグオーーっとさらに上がってしまい
調整が難しい。パイロットジェットが詰まってそうだ。
バッテリーは外してあるので、このまま走って灯火類が切れたら面倒なので、
うちにある12V車からバッテリーを拝借する
配線を作り変えて装着。
形状も純正と違うから蓋も閉まらないが、まあ使えればよろしい。
このバッテリーはビーノと共有して使おう。
ほとんど整備らしい整備はしていないが、
ちょうどGH会の予定があったので、せっかくなら乗ってみたいし、
いきなり旅に使ってみることにした
姫路から会場の神戸市須磨区まで、
雨の中走る。
荷物を積むスペースがあまりなく、フロントキャリアに防水処置した荷物を括り付けての走行。
今回も寿楼さんだが、
なんと屋根付きスペースを見つけたのでしれっと駐輪させてもらう。
雨の中で荷物おろしたりカッパ脱いだりせずに済んで助かった。
久しぶりのゴルゴ先輩は仕事は退職していたがバイトをいろいろされているようで、
ほとんど収入に影響なく気楽にやっている様子。
今回もかなり飲んだ。
一人でビール チューハイ 4L以上飲んでた。
旅の最中、信号待ちでアイドリングが止まってしまうことが多く、
やはり整備が必要だなあと思う。
帰宅後、
まずはひび割れて限界のタイヤを交換しよう。
チョイノリに使っていたGP110がまだ残っているので、これを再利用。
フロントもリアもGP110にする。
フロントフェンダーが割れていたので補修用鋼線を埋め込む。
これで強度が増し、これ以上の割れ進行はないだろう。
リア周りを外してタイヤ交換。
チェーン外してみたら、なんと何か所も亀裂が入っていた。
チェーン切れ寸前。危なかったな。
オイル交換してからタペット調整し、
気になるところを開けていってたらここまで分解してしまった。
キャブレターを洗浄する。
ジェットをしっかり洗浄したらアイドリングが安定するようになった、よかった。
負圧コックがひらっきっぱなしのようで、
エンジンがかかっていない状況でもガソリンが出てくる。
調べてみるとチョイノリのものとは形状が違っていて、ネット情報によると非分解みたい。
キャブレターのバルブがしっかり生きているので車両運用上では不都合はないのだが、
精神衛生上よくない。まあいいか。手に入る機会があったら交換しようかな。
チェーンスライダーがぼろぼろで破損したゴム片が引っかかっていた。
パーツ調べてみたが出ないみたいなので、
ゴム板で自作して付けておく。
チェーン新品交換。420だから安い。
マフラーは錆とって耐熱塗装。
最後に組んでいくとき、キャブレターのチョークの部分をミスった。
内部のバタフライ板を外してから外部へ抜かなくてはならないのに、
黒プラ部分を無理やり抜いたので、内部パーツが外れ、曲がってしまう。
気づかずに組んだらチョーク解除ができなくなりエンジン全然かからず、
しばらく悩んだが、
チョークが原因と気が付き、内部パーツをしっかり理解して再構築。直せた。
フロントフォークのカバーはなんと新品が手に入った(社外品)
これはジョルカブはマイナー車なのでパーツはほとんどないが、
ジョルノとか他の車種パーツが流用できるため、こういう一般的なパーツは手に入る。
シート表皮も手に入ったので
交換!きれいになった。
外装は劣化でくすみまくっているので、
耐水ペーパーで削って可能な範囲できれいにする。
荷物積載に便利なように鉄丸棒をまげて切って溶接して、キャリアを作った。
これでGIVIケースが装着できる。
あと、サイドスタンドも購入して取り付け。便利車両の完成だ。
試運転に近所めぐり。
312号線を北へ。
気になっていた近所のうどん屋
すごい暑い日だったのでザルにした。580円安い。
夢前方面に回り、ヤマサ蒲鉾まできたら、ちょうど蓮の花がよい時期らしくたくさんの観光客が来ていた。
2STビーノだと、発進時からグワッと押し出されるように出発し、
もっともっとアクセル回してエンジンにリズムつけよう!というような感覚になるのだが、
ジョルカブは4ストロークエンジン50ccなので発進時のパワーがない。
ゆっくり走り出してトコトコと安定して走る。
最高速度こそ60km/hほどでるのだが、そこまで出さずとも、
低速でも気にならないのんびり走りの車両だね。