瑠璃渓めんたい作戦02
福知山を出発した一行は9号線を走り、瑠璃渓方面へ南下していく。
ディブラッシR7Eは平地43km/hで順調に進行。
後ろを見るとプリちゃんフキプラFK310もちゃんとついて来る。
かなりの速度だ。
坂の上りはお互いに速度低下するが、あちらはペダルがあるのでガシガシこいで登ってくる。
CCJ作戦に普通に参加できる性能だ。すごい。
天気も良く、道も良い。
渓谷に向かうので徐々に坂が出てくる。涼しくなってきた。
最初の休憩。
初めて見るバイクが多いので、休憩のたびに車体の観察から構造の理解をすすめる。
FK310はやはり一番特徴的
坂の上りも、平地の高速の伸びもよいのは内蔵変速のおかげだが、
自転車用のたくさん歯車が並んだギアかと思ったら、こんな感じでコンパクト。
車体右側からチェーンで入力される力が、
まずは車体左側の内蔵変速に入り、そこからホイールに伝わる仕組み。
なので人力もエンジン駆動もどちらもこのギアでホイールを動かすことになる。

瑠璃渓谷ではかなりの坂がたくさんあり、非力エンジンチームは苦労するが、
イエマルさんヴォーグも
プリちゃんフキプラも ペダルがあるので遅いなりにもしっかり上っていく。
はちまるディブラッシは、実はこれくらいの坂はしっかり上れるはずなのだが、
変速を制御するバネに引っかかりがあり、ローギアに戻らないことがしばしば、
高速ギアのまま坂登りすることになり、
なかなか登らない&Vベルト焼け白煙モクモクという失態。
長距離を走っていると、いずれバネの引っかかりも改善してくるだろうと踏んでいたが、
この旅の最後までずっと引っかかりが発生していたので、
もうバネを交換しようと思う。
瑠璃渓では駐車スペースがあまりなく、
観光バスも走っているので、ササっと渓谷をみてからすぐに出発。
プリちゃんのペダル漕ぎ体力消耗も考慮し、なるべく休憩をはさんでいくことにする。
休憩で水分補給。
熱中症には気を付けなければ。
ここを抜けると、次は基本、下りっぽい。
くだりでの高速巡航速度はディブラッシで55km/hほど出るが
フキプラもちゃんとついて来るのですごい。
走行距離が90kmを越えたくらいでディブラッシのエンジンのかかりが悪くなってきた。
何度もキックをすることで
キックのバネが外れたり…
すぐに修復できたが、やたらとエンジンが止まるようになる。
なんか不安。
めんたいパークに着いた。
たくさんの人がいてごった返していたが、
幸いにもテラス席を確保することができ
鬼盛りめんたいこ丼を食べることができた。
汗をかなりかいていたので、この塩分がうれしい。
うまいうまいとすぐに食べてしまった。
この日、なんと明太フランスが売っていたので(4-5回来ているが初めて見た)
買うチャンスだったのだが…
やはり鬼盛りめんたいこ丼の魅力にはかなわず。買わず!
また来よう。。
めんたいパークを出ると、
その後はディブラッシの調子が悪く、何度も走行中にエンジンが停止してしまった。
道のわきで整備をする。
どうやらキャブレターのグラグラが再発しているようで、
締め付け部の削りで改善していたはずが、
内筒も削れたのか、いっぱいいっぱいに締めこんでもぐらつきが解消しない。
結局針金でエンジンに縛り付けるという力技を駆使した。
しかしそれでも改善せず、タンク燃料がほとんどなかったので、
ガソリン補給を試してみるとエンジンがかかるようになった。
結局、キャブレターグラグラは根本原因ではなくガス欠が原因であった様子。
この後もガス欠症状をよく起こすことになるのだが、
この車体、ある程度ガソリンが残っていてもタンクの最下部がへこんでいないので車体の傾きで容易にガス欠を起こすようだ、
ある程度のタンク容量がないと走り方でガス欠になる。
なんとか普通に走れるようになって次の目的地
千ヶ峰南山名水に
名水を買うとなると150円で20リットルだそうで…
20kgも積んで帰れるかいということで水はあきらめ
名水わらび餅を買う。
暑苦しいこの日には絶好の甘味だ。