BSA bantamD1バルブ切れ頻発
レッドバロンでよくバイクを買うのだが、

その時にもらえる施設利用券が2セット10000円分あったので、
CCJ旅でBBQをふるまおうと作戦を立てた。
乗機は
エンジンをクランクまでばらしてベアリングやスプロケットまで交換したエンジンの性能をチェックしてみようとBSA bantam D1を選択。
エンジンの調子は良かったが、なんと出発前日の夜に…
走行中にHi Lo 切り替えスイッチから火花がバチバチ出て、触ってみるとすごく熱くなっている。
ショートしているようだ。
分解してみると理解しやすい単純構造、
接触を良くしようと、さらに分解を進めたところ

バララとばらけて破損。
70年前の?樹脂が崩れてしまった。
組みなおして接着しようかとも思ったが、接着剤の乾燥を考えると、
とても明日出発の作戦には間に合わない
しかたがない、Hi Loの切り替えは外してしまおう。
ということでヘッドライトの内部まで入っている配線を除去する。
ヘッドライト上部のスイッチにHi Lo切り替え機能も入れ込むことにして
配線を単純化して組みなおしたが、
全く点灯しなくなってしまった。なぜだ。
スイッチが怪しい…
とヘッドライト上部のスイッチ機構を分解して接触を確認していく間に
ヘッドランプが切れてしまった。
え、これ何ボルト電球なんだろう?
この車体に合うバルブがなかったが
よくよく研究したところ、
通常の日本車のテール2灯バルブの片側凸を削り取ってしまったら
ソケットに嵌められることが判明し、急遽作成する。
6vでも12vでもしっかり明るく点灯するので12Vを使用する。
しかし、この後
しっかり組んで、終了。さて動作確認、すると点かない。
分解してチェックすると点くのに、組むと点かない…
という異常事態。
何が悪いのかテスターで調べてみると、テールバルブ方向で短絡がある様子。
配線全部をたどりつつ、ショート箇所がないかチェックするがなかなか見つからない。
結果、テールレンズを固定するボルトが入る穴。
赤矢印の配線が、この穴の奥に配置されていて、長いボルトが奥の配線を押し付けて被覆を剥ぎ、
ショートしていた。
こんなのわかるかよ。
ここのボルトは代用品なのか異常に長いものが付いており、それが原因だ。
本来なら短いものに交換するか、ないなら短くカットしてダイスでネジ修正するのだが、
このボルト、BSWの特殊ピッチなので交換できるボルトがなければダイスも持っていないので修正不可能。
このままの長いボルトを使用して配線と干渉しないようにする。
やっとできたのだが、
なぜかヘッドライト テールライトが異常に明るい。
そして走っているときにエンジン回転数が上がりすぎたら全バルブが一気に切れる!
なにーー
電圧高い!!12V電球なのに なぜ?
いろいろいじっている間になぜか電圧の変動が激しくなってしまっている。
バルブを総取り換えし、高回転にならないように走ると何とか切れずに走れたので…
もういい これで作戦参加しよう。
もう12時過ぎてるし作戦出発日になってしまってるのだ…
不安の中、整備は完了とした。